親友からの…CM ページ7
♫
自宅で何度かあいつに連絡を入れてみるものの
気を使ってるのか、はたまたバッテリー切れなのか、
通じない。
『…連絡がつくようにしておけよ！何かあった時に困るだろうがっ！！』
思わず、携帯をソファに放る。
と、同時に着信音が鳴ったから慌てて携帯を拾い上げ、相手を確認する間も無く通話に切り替えた。
「も、もしもし？！」
『…え〜〜、日本語？？ってことは由乃ちゃんは一緒じゃないってこと〜？』
「……は？」
たいして聞きたくもない低い声に
携帯を一度確認する。
『なんだ……お前かよ』
なんとなくタイミングの悪い親友だった。
『なんだとはなんだよ〜、失礼な奴だなぁ』
『今連絡待ちなんだよ。特に用がないなら切るぞ？』
『失礼な上に薄情な奴だな！これでも心配してやってるのに！』
『心配？』
『ああ。ヌナと会っただろ？由乃ちゃん。
大丈夫かなぁ〜？って』
『…大丈夫って、なにがだよ』
『え。チャンミン、それマジで言ってる？』
『は？どういうこと？』
親友の呆れたような声にカチン、ときた。
『……お前、一体どっちだ…？』
しばしの間の後、しみじみと呟く親友。
『…何が？』
少しばかりイラつきながら返事をすると
『いつもは鋭いチャンミンくんが、自分のことはわからないみたいだなぁ。
それとも気づかないフリしてるのか…
それが無意識なのか、意識的になのか…
お前、頭いいからわからないんだよな〜』
あくまでも調子を変えない親友が語る。
『何が言いたいのかわからんが、今は連絡待ちなんだよ。切るぞ？』
『由乃ちゃん絡みなんだろ？』
『え…』
どきん、と心音が上がる。
『…………』
そう、とも、
違う、とも言い訳できずに、無言になってしまった。
すると、さらに親友の口からは思いがけない言葉が飛び出した。
『…本気なら、本気で守ってやれよ…？
ヌナはまだ、お前に未練がある。
グループで色々あって弱ってる時だから…特にお前に頼りたい部分が大きいんだ。
お前のことだから中途半端なことはしないと思うけど…
ヌナが由乃ちゃんに対してどう動くかはわからないからな。
本気で守る気持ちが必要だぞ？』
俺の脳裏に
彼女があいつについて少し引っかかっていたことを思い出す。
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
