ネタばらし ページ49
♫
目を見開いて化粧品を見つめたままフリーズした私に気がついたユノさんは
「え？どうしたの？由乃ちゃん？？」
至っていつもと変わらない、
まるで悪びれない様子で私の顔を覗き込む。
「……ユノさん。
どうして…こんなに女性ものの化粧品が揃っているんですか……」
緊張のあまり、思ったより低い声が出た私。
凄みが出たと思ったのに
「え〜〜〜？」
ユノさんは全くいつもと同じで。
「そりゃあ、時々お母さんとか、ジヘとかくるからねぇ」
そう言ってニッコリ微笑む。
「あ…！」
思わず声が出た。
「しょっちゅう来るわけじゃないんだけどね〜。
来るとなったら割と長く居たりするし、置く場所もあるから、って2人して置いていってるんだよ。
古くはないから安心していいよ〜。
じゃあ、ごゆっくり〜！」
ユノさんはそれだけ言って、バスルームを出て行く。
私はその背中に、心の中で謝罪した。
…ユノさん。疑ってごめんなさい…。
そうだよね。
ユノさんが浮気するわけないよね。
考えてみたら、チャンミンさんの家にだってあったもんね。
とんでもないことを考えてしまいました、ごめんなさい。
とすると、
あのベッドルームもお母さんや妹のジヘさんが来た時用なんだろうな…。
申し訳なさに大きなため息を一つついて、
シャワーを浴びるべく、ワンピースを脱ごうと手をかけた。
ちらり、と横にあった洗面台の大きな鏡が目に入る。
昨夜の私は
お姫様だった。
昨夜の名残りのメイクが残る顔。
いつもと違う自分。
楽しかったな。
夢みたいな時間だった。
誰にも言えないけど
チャミペンとして、こんな幸せな経験はないよね。
心の奥にきちんとしまっておこう。
今日からはまた、気を引き締めて、
自分の立場をきちんとわきまえた行動を取らなくちゃ…！
気持ちも新たにワンピースを脱いで
私はシャワールームへと進んだ。
♫
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 406人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
