目覚め ページ45
♫
なんだか、とても幸せな気分で目を覚ました。
よほどの幸福感だったらしく、目覚めた時には口角が上がっていた。
しかし、そんな幸せな気分は目の前に広がる可愛い花柄の天井に打ち消された。
「………え」
見たこともない、天井。
ゆっくりと身体を起こして周りを見渡す。
壁紙も花柄で
ベッドスプレッドもフリルが付いていて
とても女の子らしい部屋。
……こ、ここは……どこだ…？！ホテル…？！
いや、ホテルというにはなんとなく生活感がある…
昨日泊まったチャンミンさんの家とも、テイストが全然違う…！
大体、チェックインした覚えが全くない…！
私は、ベッドの上で頭を抱え込み、
脳みそフル回転で昨日の出来事を振り返る。
昨日は…えっと
夜はバーに行って、チャンミンさんに会って…
着替えて、会員制のバーに行って、
スーパージュニアの皆さんにも会って、
そしてカクテルが美味しくて、
飲んで、喋って、
笑って、飲んで……
飲んで………
そして、
その先の記憶が……無い。
真っ暗なその先に不安を感じながら
私は改めて部屋を見渡す。
整理整頓されているけど
やっぱりホテル………ではない……よなぁ……
「…あっ！」
サイドテーブルに視線が移った時に、
置いてあるフォトフレームに見覚えのある顔を見つけて、少し心が落ち着いた。
そこにあったのはユノさんの顔。
2人の関係者かもしれない、と思い、
私は思い切ってベッドから立ち上がり、部屋を出ることにした。
「おはよう…ございますぅ…」
静かにドアを開けて
顔を出す。
妙に静かだ。
右を見ると玄関らしき空間が見えたので
左へと進んでみる。
視界の先に広いリビング？が見えてきて
恐る恐る進んでいくと、
広々とした空間に大きなテレビがある部屋へと足を踏み入れた。
ぐるり、と見渡した先、
壁に大きなユノさんの姿と
大きなソファの上で眠る大男2人を発見した。
「えっ…？！ユ、ユノさん？！チャンミンさん？！」
思わず声が出てしまい、
その声にユノさんがゴソゴソと動いた。
「…ん〜……んあ？？
あ、起きた〜〜？由乃ちゃん〜。おはよう〜」
寝癖を付けた頭でゆっくりと起き上がり、大きく伸びをするユノさん。
と、
その横でピクリとも動かないチャンミンさんがそこにいた。
♫
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 406人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
