ヒョンの家…CM ページ41
♫
こいつの一言に車内は静まり返り
『あっはーっはーっはーっ！！そうだろうなぁ！
チャンミンの足、がっしりしてるからなぁ！！』
次の瞬間にはヒョンの大笑いで静寂は破られた。
『……そりゃあ、馬並みのユノヒョンの太ももは寝心地良さそうですもんね！』
俺の返しに、あはははーー、と笑うユノヒョン。
そんなことを話しているうちに、車はユノヒョンのマンションへと到着した。
『俺が連れて行こうか？』
ルームミラー越しに俺を見るユノヒョンに
『大丈夫です！』
そう断って静かにこいつの頭を俺の太ももから下ろし、
反対側のドアに周り込み、抱き上げる。
『ユノヒョン、申し訳ないんですけど、俺の荷物とこいつのバッグ、お願いできます？』
『りょうかーーい！』
ユノヒョンは、何が面白いのかクスクスと笑いながら荷物を持って、部屋へと進んでいく。
『相変わらず、渋い家ですねぇ』
『はっはっはー！チャンミナの家に比べたらそうだよな〜！はい、どうぞ〜』
『お邪魔します……あ、ユノヒョンクツ、脱がせてやってください』
『お、了解！』
『…あっ…！』
お姫様抱っこのこいつの足先からパンプスを脱がすそのタイミングでオーバースカートがめくれそうになるから俺は慌てた。
少し足元を下ろすように体勢を変えると
『見たりしないよ〜。もう〜チャンミンってば！』
ユノヒョンは笑って廊下を進み、途中の部屋のドアを開ける。
『由乃ちゃんには特別にオンマ用のベッドを貸してあげよう〜！』
『あ、ありがとうございます』
そこは可愛らしい花柄の壁紙の、乙女チックな部屋だった。
こんな部屋があったとは……
ユノヒョンがベッドの掛け布団を大きくあけてくれたから、俺はそこに静かにこいつを寝かせた。
『洋服は…さすがに脱がせられないよなぁ…』
『…そうですね』
寝苦しいかもしれないけど、仕方ない。
枕元に荷物を置いて、
サイドボートのライトを仄かにつけて、
俺はユノヒョンと部屋を出る。
キッチンに向かっていくユノヒョンに呼ばれて近づくと、
冷蔵庫から出したミネラルウォーターのペットボトルを手渡された。
『目が覚めたら水分が欲しくなるだろうから、これ、枕元に置いてあげて』
『あ、はい！ありがとうございます』
受け取ったペットボトルを放り上げてはキャッチしながら、部屋へと向かう。
♫
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 406人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
