危機一髪 ページ5
♫
「歌声ももちろん良いんだけど、あのツンデレ感がまた、いいんだよね〜
カッコつけてんなぁ、なんて俺からしたら可愛く見えるわけ！」
「わぁ〜、そうなんですね！
私から見たら、ただただ、カッコいいだけですよ〜」
「若い子から見たらそうなんだろうなぁ」
店長さんと話が盛り上がっていたら
ボックス席に座っていた男性がカウンターへとやってきた。
『なーんか楽しそうだねぇ！』
私より少し年上みたいだけど、金髪で少々チャラい感じのする男性が私に向かって口を開いた。
韓国語で話しかけられたから返事に困っていると
『ああ、ミンジュン！彼女は日本人だから韓国語じゃ通じないぞ』
カウンターの向こうから店長さんが返してくれたようだ。
その言葉に目を見開いた彼は、
「あー！日本人？？僕、日本語もわかるよ〜！友達に日本人多いしね〜！！」
カタコトの日本語で話しかけてくる。
「あ、ど、どうも…」
一応挨拶を、と軽く頭を下げてみた。
「ねぇねぇ、僕たち向こうで飲んでるんだけど、男2人だからなんか寂しくてさ、
せっかくだから、向こうで一緒に飲もうよ〜！」
彼はそう言って私の腕を掴む。
「え、あ、あの、1杯で帰る予定なので…！」
いきなりの行動に少し怖くなってしまい、
なんとか掴まれた腕を抜こうと力を入れてみる。
「そんな寂しいこと言わないでさ〜！！
ちょっとくらい良いじゃん〜！！ねー！」
「おい！ミンジュン！やめとけ！お前あとで痛い目見るぞ？！」
「なーーに、言ってんの、ヒョン！痛い目ってなに？
せっかくこんな可愛い子がいるんだからさ〜一緒に飲みたいじゃん！
ねぇねぇ！あっちいこ！あっち！！」
カウンターから店長さんが腕を伸ばして私から彼を引き剥がそうとしてくれるけど
遠すぎてその力は届かず、
「あ、や、やめてください！もう、か、帰りますから…！」
男性の力強さに恐怖で身体が強張る。
どうしよう…！怖い…！！
腕を振り払いたいのに対抗できない！
腕を引かれたことで椅子から下ろされたその時だった。
『汚い手で触るな…！！』
聞き覚えのある声が聞こえたかと思ったら、
次の瞬間、
私の腕を掴んでいた男の手が勢い良く引き剥がされた。
♫
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
