膝枕…CM ページ40
♫
『酔い潰れちゃうとか…チャンミナ、お前がついていながら…！
ちゃんと気をつけてあげないと』
ユノヒョンの口調は厳しいものではないけれど
ルームミラー越しに俺の目を真っ直ぐに見て言った。
『…はい。ごめんなさい』
自分に明らかに非がある時は
誠心誠意謝罪しないと。
『うっ…わーーーー！！素直！！』
ヒョンがそう言って目を丸くする。
『俺はいっつも素直ですが』
『うーーーーん………そうだな〜〜確かに一周回って、素直、かなぁ』
『…なんすか、それ』
『あっはーっはーっはーっ！！』
いつものように豪快に笑うヒョン。
俺のSOSに、とにかく急いで来てくれた。
きっとまだ、友達と遊んでいたに違いないのに…
『…お手数をおかけしました。まだ友達と一緒だったんじゃ…？』
『ああ、うん。それは別に良いよ。
可愛い弟と妹のためだからねぇ！ちょうどそろそろお開きにしようか、って時だったし。
ところで、俺んちで良いんだよね？』
『え？』
『だってこの状態でホテルには送れないし、昨日はチャンミンのうちだったし、まさか2人だけにするわけにもいかないし…』
『そ、それは…、そ、そう…ですね。
すみません……お世話になります…』
ゆっくりと頭を下げると
『はーーい！』
ユノヒョンはなんだか嬉しそうに、元気よく返事をした。
何度か交差点を曲がった勢いで、俺の身体に預けていたこいつの頭が思いっきり落ちて
………！！！！
あろうことか、俺の膝を枕にし始めた。
…ユ、ユノヒョンにしかしたことないのに…！！
し、しかも
頭がしっかり落ち着かないのか、人の太ももの上でモゾモゾしてるし…！！
やがて、「うう……ん」と漏れ出る声と共に小さく伸びをしたこいつは
今度は寝返りをうって、顔が上を向いた。
「……！！」
その上でなお、心地よい寝床を模索している。
俺に太ももの上でゴソゴソと蠢くこいつ。
俺は、上がる心音を落ち着かせようと
ひたすら身体をこわばらせていた。
やがてその動きは鈍くなり、また「すうぅ」と寝息が聞きえてくる。
…全く。人の気も知らんと良い気分で寝くさりやがって…！！
そんな風に思いつつも
その安らかな寝顔に安心していたら
「………！」
思いっきり、眉間にシワがより始め、
そして、次の瞬間、
パシッと俺の太ももを叩き、
「…この枕、固いっ！」
吐き捨てた。
♫
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
