親友と…CM ページ37
♫
気がつくと
あいつは又、皆の輪の中に取り込まれて賑やかに飲み始めた。
さっきまであいつの隣にあった俺の席は、
エスコートのままトゥギヒョンが、
反対側はヒョクチェヒョンが陣取った。
自分の席があいつの隣には無くなったことが少し、寂しいと思いながらも
楽しそうにしている姿を見られることにはホッとする。
『…ずいぶんとらしくないことしてんじゃん』
俺と同様に輪から外れていた親友が
ビールの入ったグラスを手に隣に来ていた。
『…なんだよ、らしくないって』
同じグラスを手渡され
夜景を見るように、窓ガラスに映り込むあいつに目をやる。
『彼女でもない子にこんなこと…した事ないだろ。
お前、その辺ハッキリしてるからなぁ〜』
『……言ったろ、ボーナスだって』
『ふぅん』
意味ありげに俺を見て、口角が上がるキュヒョン。
『…なんだよ』
『つくづく罪作りなヤローだと思ってさ』
『罪作り？』
『普通、女の子にこんな事しちゃったら、勘違いしちゃうじゃん、自分が特別だ、って。
まぁ…由乃ちゃんはその点、そういうところはものすごーーく謙虚っぽいから絶対に誤解しなさそうだけど！』
そう言って、ぐいっとグラスを傾ける。
『………』
謙虚……か。
確かに、俺相手に誤解も何も無いだろう。
『…それとも………ガチ？』
『え』
『……そもそもが、特別……ってこと？』
キュヒョンからの思ってもみなかった言葉に目が丸くなった。
こいつの言葉には時々、頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ。
『……俺の特別になったって…別に喜ぶこともないだろう…』
『………え』
『…普段、あまりにも洒落っけがないから、単なるボランティアだよ、ボランティア！』
そして、なんとなく、どこか心の隅を突かれる気がするのは何故だろう。
『……お前、………意外と鈍いのな……』
キュヒョンが呆れたように俺を見る。
『はっ…？！なんだと？！』
この俺様を鈍い、だと？！
が、全く気にする様子もなく続ける親友。
『まーーそれもそれでちょっと面白いから見てたかったんだけどなぁ〜
お前もそろそろ時間ねーだろ？』
『時間？』
『…うん。……ユノヒョン、そろそろだろ？』
そう言って
真っ直ぐに俺を見た。
♫
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
