ヒョンのエスコート…CM ページ35
♫
いくらなんでも遅くないか？と心配になってトイレへと向かった。
案の定、トイレには姿がなく、
そして戻ってきていない事を考えると、廊下に出たな…。
やれやれ、とため息をついて、廊下に出るドアを開けると、
その賑わいぶりに
………なんでここで会うんだ………
深呼吸をして、あいつの背後から兄さんたちに声をかけた。
韓国語で矢継ぎ早に言葉が出てくるから、同じテンションで対応する。
すると、今度はキュヒョン が日本語でこいつに話しかけた。
「デートじゃないなら俺たち一緒してもいい？」
その言葉に
「えっ……？！でっ？！
あっ、あのっ、は、はい！チャ、チャンミンさんが良ければもちろん私に異論は…」
概ねOKの返事を返すから
「おーーーし！じゃあ、皆で飲むぞー！」
「おーーー！！あっちの部屋はキャンセルだー！」
皆がわらわらと俺たちのいた個室へと進んでいく。
「あ、ちょっと…！俺はまだOKを出した覚えは…！」
拒否権は無いと分かってはいるが、一応異論を唱えてみるものの
『なに？やっぱり2人きり、が、いいわけ？』
俺を見て、意味ありげに韓国語で聞いてくる親友。
『ち…、ちがっ…そういうわけじゃ…』
慌てて答えると
「よーし！！じゃあ、行こう行こう、由乃ちゃん！」
「今度は俺がエスコート〜！」
「あ！ヒョンずるい！俺だって可愛くなった由乃ちゃんエスコートしたい！！」
「俺だって〜！」
「え？え？あ、あのっ…！！」
ヒョンたちの間で出されまくる手に困惑するあいつ。
助け舟を出そうと動き出した時、
「ここは、最年長の俺でしょ」
にっこり、と優しい笑顔のトゥギヒョンが
皆の手をかいくぐって、スマートにあいつの背中を押し出した。
「ああああありがとうございますっ…」
よく分かってないんじゃないかと思うけど
あいつは律儀にお礼を言って、トゥギヒョンのエスコートで部屋へと進んで行く。
……トゥギヒョンなら仕方ないか……
そんな事を思いながら、出遅れて俺も部屋へと進む。
『すまんな、チャンミン。
皆、すっかり由乃ちゃんがお気に入りでな』
俺と並んで進むシウォニヒョンのその言葉に
『…ああ、いえ……気に入られているのは嬉しい限りですけどね…』
俺は軽く笑って答えた。
そう。
可愛がってくれるのは、ありがたい。
その気持ちに、嘘は、ない。
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
