チャミペン同志 ページ4
♫
「わ、ほんとだ。ちょっと苦味があるけど、さっぱりしてて美味しい！」
私の言葉に店長さんがニッコリ笑った。
このお店は、バーテンダーである店長さんが一人で経営されていて、
日中は別に本業を持っているから、
サイドビジネスというか、道楽半分でやっているとのこと。
「だから、あんまり客が欲しいわけじゃないから
隠れ家的に知ってる人間だけが遊びに来るような感じなんだよね」
そう言って、カウンターの中で店長さんも何やら作ったカクテルを飲む。
「…そうなんですね。そんなお店なのに…すみません。飛び入りみたいに…」
「んー？あーーまぁね。本来は入れないとこなんだけどね〜
君、ビギストでしょ？」
思いがけない言葉に、目が丸くなった。
「え？！」
「そこ」
店長さんが私のキャリーバッグを指差す。
「キャリーバッグ、赤だし、持ち手のとこにキーホルダー付いてるし」
「ご、ご存知なんですか？！ビギスト！」
ここは韓国。カシオペア、というならまだわかるのに、ビギストのグッズがわかるなんて、と、またまた目が丸くなった。
「何を隠そう、俺もビギストだから！」
「えーーー？！店長さんも？！」
「そうそう！
そのキーホルダー、俺も持ってるから、ほら！」
そう言って、パンツのポケットから家？かお店の鍵のついた、私と同じキーホルダーを耳元まで上げてみせる。
「わぁ！同じですね！！」
異国の地でビギストに会えたことが嬉しくてテンションが上がった。
そうか。
ビギストとわかったから、お店に入れてくれたんだ。
こんなところでも、ユノさんやチャンミンさんに助けられたんだな、とほわっと胸が温かくなる。
「ところでさ、どっちペン？」
「えーー！て、店長さんは？！」
「あーー、俺はね〜、どっちも捨てがたいけど、どっちかっていうと〜チャンミンかなぁ」
「わ！わ、私もです！」
「おー！！同志！！」
異国の地での巡り合いに、ふと、本音が漏れた。
ずっとユノペンで通してきた私にとって、
手放しでチャミペンとして話ができるのが嬉しくて、楽しくて。
そこからはもう、ただひたすら店長さんとチャンミンさんについて語り合った。
♫
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
