楽しむ準備OK！ ページ29
♫
個室へと通された途端、テンションはMAXに。
オレンジ色のダウンライトが壁や天井を照らす広い部屋の中、
全面がガラスになっている壁全体に映る、ソウルの夜景。
さっきまでの雨が嘘のように
あまりに綺麗で声が出て、
その様子を間近に見たくて歩き出すも、歩き慣れないヒールがカクッとバランスを崩す。
そんな私の腕をしっかりと掴んで
チャンミンさんが支えてくれた。
一気に近くなる距離に一気に心音は跳ね上がり
爆発するように顔が赤くなる。
気づかれないように反射的に身体を起こし、
足元に気をつけながら窓へと向かった。
東京の2人のマンションも高層だけど
ここまでの高さはない。
札幌でも夜景は見えるけど
やはり迫力が違う。
時間が少し遅くて家の灯りが少し少ないと言うチャンミンさんたけど
それでも全然眩くて
とても綺麗だ。
「雨のおかげで少し…空気が綺麗になったかも…」
すぐ隣にやってきたチャンミさんの声に
また、心臓が速くなる
「ここは夜景もウリだからな。何か考えたりしたい時には景色が見たくて来ることもあるんだ」
「…そう…なんですね」
チャンミンさんはいつもこんな景色を見ているんだなぁ…
凄いなぁ
私なんて、
玲子さんのマンションでお世話にならなかったら10階より上に行ったことすらない…
ユノさんもチャンミンさんも
こんなお高そうなお店に顔パスで入れるくらいの人、なんだよね……
まざまざと、2人の凄さを目の当たりに
上がったままの心音とは逆に気持ちが落ちそうになるのを
いやいや！
もう2度とない、こんなチャンス！！
チャンミンさんと2人きりで、ドレスアップして、こんな所で！！
ちゃんと、
ちゃんと楽しまないともったいない…！！
気持ちを奮い立たせる。
窓際にある大きなソファに促されて座り
黒服さんがチャンミンさんの隣にさりげなく近づいた。
「何かリクエストある？」
「ほ、ほとんど初心者なのでよくわからないです！」
素直に答えると
チャンミンさんの目が一瞬丸くなり
少し、笑ったように見えた。
「じゃあ、俺が適当に頼んでいい？」
「は、はい！お願いします！」
すかさず返事をすると
今度は声を出して笑った。
いつもの
ちょっと気難しい感じがなくて
なんだかとてもナチュラルで
やっぱり、
とてもかっこいい、と改めて思ったんだ。
♫
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
