個室…CM ページ28
♫
どこまでも遠慮がちなこいつに
安心してしてもらいたくて出来るだけ声をかける。
この先を考えても
こんな機会はなかなか無いだろう。
だったら
少しでも楽しい時間にしてやりたい。
ユノヒョンじゃなくて申し訳ないけど
俺も一応東方神起のメンバーな訳だし。
少しは癒しになるだろう。
オートで開いたドアの中へと進むと
「いらっしゃいませ」
黒服の店員が頭を下げる。
予約をしていた個室へとスムーズに通された。
俺の腕を取る隣のこいつは
物珍しそうにあちこちに目をやる。
仄暗い通路の柔らかな間接照明の光を受けて
その瞳は好奇心でキラキラと輝いているように見えた。
そんな瞳を守ってやりたい、と
必死に俺に食らいついてきていたあの頃から思っている。
その瞳を曇らせたくない、と。
「こちらでございます」
部屋へ通された瞬間、
大きな前面のガラス窓に映るソウルの夜景に
「……うわぁ！！」
こいつの声が漏れた。
と、同時に俺の腕を掴む力が抜けるのがわかって
思わずその重さを追いかける。
かくっ、とヒールのバランスが崩れたのを
腕の力で支えた。
瞬間、近づく温度にドキリと心臓が高鳴る。
「……気をつけて。足元、カーペットで引っかかりやすいから」
「は、はい…！す、すみません、ゆっくり進みます！」
そう言って、俺の腕から離れて、ゆっくりと窓へと向かって行った。
その、いつもとは違いすぎる後ろ姿に
俺の心臓は落ち着かないままだったけど
「すごーーい！！綺麗ですねぇ！！」
「…少し時間が遅いから灯りは少し少ないかもしれないな」
「えーー！全然大丈夫ですよぉ！！十分綺麗です！！」
いつものテンションと変わらないこいつを見て
少しずつ、落ち着いていった。
♫
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
