遠慮 ページ27
♫
まさかのチャンミンさんのエスコートで車を降りた。
さらに腕を差し出されて
「…低いとはいえ…慣れてないパンプスだと不安だろ」
私を心配してくれている言葉に
もちろん異論を唱えるわけにもいかず
「……はい」
大人しく返事をして、右手をチャンミンさんの左腕へとそえた。
うわぁ〜〜…
夢みたい〜〜〜！！
一トンペンに過ぎない私が！
こんな、こんなお姫様みたいにエスコートされるなんて…！！
耳元に心臓があるんじゃないか、と思われるくらいの心音を聞きながら
チャンミンさんの歩みについていく。
幸い、辺りには人影もなく、
ホッと胸を撫で下ろしながら、エレベーターに乗った。
結構長い間エレベーターに乗って、
次にドアが開いた時、チャンミンさんが歩き出すから
私も一歩を踏み出す。
目の前には重厚そうな大きな扉。
ダークブラウンのその扉の目の前に立つと、
扉はゆっくりと開き始めた。
「…おおっ…」
思わず声が出る。
「ふふっ…」
隣から笑い声が漏れ聞こえた。
思わずチャンミンさんを見ると
優しい笑顔で私を見ていたから
また、心音が跳ね上がった。
「行くぞ」
そう言って進み出すチャンミンさんに、
私の足は止まる。
想像できない状況に浮き足立っているけど、
それでもどこか冷静な部分があって
お店に入るのに誰かに見られたら…と
エスコートされているその腕から、手を引き抜こうと試みる。
すると、
その手をチャンミンさんの手がおさえた。
びっくりして顔を上げると
「ここは会員制のバーだし、個室に案内されるから心配ない」
私の意を汲み取るチャンミンさんの言葉に
目が丸くなる。
「第一、ドレスアップしている女性をエスコートしないわけにはいかないだろ。
こう見えて、ジェントルマンな東方神起のメンバーなんだから」
そう言って、片目を細めて笑うチャンミンさん。
女性、なんて言われて胸の奥がこそばゆくなりながらも
「変な遠慮はするな」
心強い言葉にテンションは上がる。
「…はいっ！」
ここは、素直に楽しんじゃおう！
♫
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
