コーディネート ページ22
♫
胸を張って出て行きたかったけど
最後のオーナーさんの言葉でまた、恥ずかしくなってしまって
結局、チャンミンさんを直視できないまま試着室を出た。
「いかがですか？」
オーナーさんの声かけに、チャンミンさんの返事が、直ぐに聞こえなくて、少し、不安になる。
「ああ！チャンミンさんも、やっぱり、お勧めしたそのスーツにしてくださったんですね！
お似合いですよ〜」
オーナーさんの言葉に思わず顔が上がった。
�猊畸福⊆�分のスタイルが決まっているチャンミンさんが、お客様のワンピースに合わせたスーツを選んでいらっしゃいますよ？きっと！
どなたかに合わせる、なんてことはユノさん相手以外には初めてのことなんです！��
さっき、耳元でそう囁かれた。
…私に合わせて？
視線の先には
私と同じような濃紺のタイトなスーツ姿のチャンミンさん。
目が合うと、さりげなくそらされた。
自分で触れている耳が…少し赤い？
「ふふっ」
優しく微笑むオーナーさんが
私と目が合い、軽くウインクしてみせた。
…本当に？
オーナーさんの言うように
チャンミンさんが私に寄せてくれている、のだとしたら…
それはとても嬉しくて
胸の奥がぎゅっ、と苦しくも、温かくなった。
「あ、じゃっ、じゃあ、ヌナ、
脱いだ服はいつものように自宅に送ってくれる？」
「はい！かしこまりました！
ええと…お客様のお召し物は…」
オーナーさんがチャンミンさんを見て、次に私に視線を移す。
「えっ…あっ…え……と？」
質問の意図が掴めず、返事ができない。
「お客様のお召し物もチャンミンさんのお宅で良いんですか？」
「え？」
「あ、いや…彼女のは…」
言葉に詰まる私に代わってチャンミンさんがオーナーさんに向かい、そして、私を見た。
「キャリーに余裕、ある？」
あまりの男前加減にぼーーっ、となる。
「…おい！」
「あっ、は、はい！あります！」
訝しげなチャンミンさんの言葉に、
慌てて居住まいを正した。
「じゃあ、キャリーに積んで」
「あっ、は、はいっ！」
慌てて試着室に戻ろうとして、ふと、思う。
「あ、あのぉ〜……
着替えをキャリーに入れてしまったら……
私は何を着れば…？？」
ゆっくり振り向き、そんな言葉を投げかけたら、
二人とも
思いっきり目を丸くした。
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
