着替え ページ13
♫
「……こ、ここは…？？」
車の中でチャンミンさんに飲みに付き合えと言われ
必死に抵抗を試みるも全く相手にしてもらえず、
半ば強制的に連れてこられた場所は、どうにも飲めるお店、ではない………。
『いらっしゃいま……あら！チャンミンさん』
『お久しぶりです！』
店内？？の一番奥から
パンツスーツ姿のスレンダーでサラサラ黒髪ロングの美女が、優雅にヒールの音を響かせながら近づいてきた。
『彼女になにか…似合うものを見てあげてくれる？』
『あら、彼女？！』
2人は韓国語で話しているから、私にはちんぷんかんぷんだけど、
美女が私を見てニッコリ微笑む。
『ち、違うよ。違うけど…』
『ああ〜、はいはい。大丈夫よ〜！口は堅いからね！』
『いや、だからヌナ…！』
『ちょーーっとまってね！』
何やら会話をした後、美女が奥の部屋に姿を消した。
「…チャ…チャンミンさん、ここは…？？」
状況が飲み込めず、
心配になった私はチャンミンさんのジャケットの裾をくいっ、と引っ張る。
「ここはセレクトショップで、さっきの彼女はオーナー」
チャンミンさんがそれだけ言った時、美女がタオルを手に戻ってきた。
『びしょ濡れじゃないの。風邪ひいちゃうわ』
「はい、これで拭いて？」
「あ、す、すみません！…って、あれ？日本語…？」
恐縮してタオルを受け取り、彼女を見ると
「日本語、少しわかるの」
そう言って、ニッコリ微笑む。
「じゃあ、俺、あっちでメンズの方見てるから、ヌナ、頼むね」
チャンミンさんがそう言って、広い店内の奥へと進んでいく。
「え？え？あの？チャンミンさーん？！」
この美女と2人にされて、私はどうすれば？？
心細さに必死にチャンミンさんを呼ぶと
「濡れた服のままじゃバーもクラブも行けないだろ。
さっさと着替えないと風邪をひく。
彼女にスタイリングを頼んだから、何か適当に服を選んでくれ」
そう言いながら、まったくお構いなしに進んで行った、
「そ、それなら、キャリーの中に着替えはありますよー！！」
私の必死な言葉に
「どうせシャツとジーンズだろ？
飲みに行くのにお前の普段着じゃダメなんだよ！
ドレスコードあるんだから、大人しくヌナにコーディネートしてもらえ！
ヌナ、よろしく！」
「オッケーーーィ！！任せといてー！」
チャンミンさんの言葉に
美女がガッツポーズで答えた。
…えええ〜〜〜〜？！
♫
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ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*) ようやく、告白(？)出来ましたね〜。さて、チャンミンはどう出るでしょうか！！ (2021年3月3日 13時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさんいつもいつもお話を､ありがとうございます！お話の展開が楽しくなって来ましたね！もう毎回☆×10を､つけたいです♪ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 更新に時間がかかって、ものすごくもったいぶった感が強くなってしまいました…^_^; (2021年1月26日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - いつもお話ありがとうです。特別情報ってなんだ？気になって眠れなーい (2021年1月23日 2時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2021年1月8日 23時
