あの日から1年 ページ16
★
4月1日。
今年の新人くんたちが私たちのフロアにやってきた。
早いもので、ユノくんに初めて会ってから1年が経ったんだなぁ。
「今年は2人なんですね」
あの時は向こう側にいた彼が
今は私の直ぐ隣にいて、少し屈んで私の耳元で囁く。
「うん。昨年結構補充されてるからね」
新人くんたちから視線を外さないまま、軽くユノくんの方を見やり、答えた。
「懐かしいなぁ。1年経ったんですね〜」
「そうだねぇ」
まさか、あの日に�爛ぅ吋瓮鵑�きたなぁ�瓩抜郷瓦靴討い織罐里�んと
今は恋人として隣に立てるようになっているとは、
昨年の今日の私には想像すら出来なかった。
本当に、人の縁と言うのはわからない。
「…なかなかのイケメンですね」
ユノくんが少し険しそうに新人くんを見るから
「そう？」
私も人垣の間から新人くんたちを見た。
確かに、周りの女の子たちは少々ざわついている。
期待を込めて覗くけど
「……普通じゃない？」
素直な感想だった。
「えっ？！Aさんにはそんなイケメンじゃないですか？！」
「…うん。特別には…」
私の言葉にユノくんが嬉しそうな表情になった。
「ユノ、Aの感想はアテにならんぞ。
こいつ、普段からお前を見慣れてるせいでイケメンのハードルだいぶ上がってっからな。
今年の新人も十分イケメン揃いだぞ」
背後からのコバさんの言葉に
「コバさん！何言ってるんですか〜」
呆れ声になる私の隣でユノくんは
「えっ、やっ、やっぱりイケメンなんですか？！
まさか、誰かAさんの担当になったりしたりしませんよね？！」
何やら必死だ。
「あー、それはないない。
ただでさえうちのグループは人数多くてAの担当は多いから、今年は他のグループに配属される予定だし」
「ほっ……良かった」
コバさんの言葉にため息を吐くユノくん。
…なんの話だ？
頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ私に
「やきもち焼きのユノくんはさ、
お前にイケメンが近づくのが心配なんだとよ」
コバさんがそう言って笑う。
「あっ！コバさん、しっ！！それじゃあ僕、情けない男みたいじゃないですか！！」
頬を赤らめてそう言うユノくんに
「情けないの一言だろーよ！
もっと、どーーん！！と構えておけよ！
人間、顔だけじゃねーんだからな！
ようは人間力だよ、人間力！」
胸を張るコバさん。
だけど、
「おーい！コバとユノ！うるさいぞー！」
前方にいる部長に叱られた。
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ゆうの(プロフ) - ゆきさん» いや〜、ここまでフルネームを公開していなかったことに我ながらびっくりです。なかなか良いネーミングだと自画自賛(*^^*) (2022年8月27日 21時) (
レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 健さんだったのね😁佐藤健も、高倉健さんも大好きだから、ますますこばさんのファンになっちゃうわ。 (2022年8月27日 21時) (レス) @page19 id: 12782ae529 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 尋さん» お返事遅れましたー！！コロナ禍の中、多忙な毎日ではないですか？？体調壊してないですか？？また、会える日まで元気でいましょうね！！ (2021年3月20日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» 返事してなかった〜！ごめんなさい〜！！今は遠〜〜い甘酸っぱさですなぁ〜 (2021年3月20日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
尋(プロフ) - 明けましておめでとうございます。長かった一年が終わりましたね？今年は彼らに会えるでしょうか？逢いたい！です。逢えるように神棚にお願いしました。ここの二人のように桜色になる一年だと良いですね。ゆうのさんもお体にはお気をつけください。ではまた。 (2021年1月2日 19時) (レス) id: acddcb1f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年10月4日 13時
