ホテル ページ13
★★★
京都に着いたのは日が変わるまであと少し、と言うところだった。
ユノくんに連れられるまま直ぐにホテルに向かい、チェックインを済ます。
案内された部屋はツインルームだった。
「ダブルで取りたかったんですけど…ここしかなかったんです…」
肩の落ちたユノくんの背中をポンポン、と優しく叩く。
「同じ部屋に居られるだけで嬉しいよ？ありがとう」
「…Aさん…」
上目遣いに私を見たユノくんは
次の瞬間、私を大きく抱きしめた。
「…あーー！やっと充電できるーー！！
もう少しでAさん切れするところだった！！」
そんな嬉しい言葉を頭上に聞きながら、
私もユノくんの背中に手を回してギュッと抱きしめる。
「…うん。私も…！」
人目を気にして、我慢してくれていたんだね。
「うん！我慢すれば、夜にはこうしてイチャイチャできる！って思って我慢した！！」
「えっ…」
「さぁさぁ、1日の疲れをお風呂で癒そう！！」
ユノくんはそう言って、ベッドの上に置かれた浴衣を持って私の手を取る。
「ええっ？！ま、まさか一緒に…？！」
「もっちろん！！」
「ええっ-！！」
「と、言いたいところですが！部屋のお風呂は狭いので、せっかくだから大浴場に行きましょう！！
はい！Aさんも必要なもの持って！！」
ユノくんに急かされて、クレンジングや洗顔料、スキンケアグッズを持って部屋を出た。
「びっくりさせないでよ〜」
乗り込んだエレベーターで、そう言ってユノくんの脇を小突くと
「もう一緒に入ったこともあるのに、何を今更慌てることがありますか〜！
もう、Aさんのことは隅々までぜーーんぶ知ってますから！！」
「…なっ…！！！」
「あ、久しぶりのゆでだこAさんだ！」
「誰もいないから、って…！！」
そんな風に戯れながら、屋上近い大浴場に向かった。
もう、夜遅いんだから静かにね！
そんなことを言いながら廊下を進む。
男湯女湯の入り口で「じゃあ、上がったらまたここで！」と、約束して別れた。
時間も遅いせいか、ほかにお客さんは1人も居なくて貸切状態。
「Aさーん！こっち、誰もいないんですけど〜」
ユノくんの言葉に
「こっちも私だけだよー」
思わず答える。
「一日中動いたから疲れてるでしょ！ゆっくり温まって上がりましょうね！」
ユノくんにそんな風に言われて
「うん！」
私も元気に返事を返す。
2人で会話をしながら、湯船につかり、温まって大浴場を出た。
★★★
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ゆうの(プロフ) - ゆきさん» いや〜、ここまでフルネームを公開していなかったことに我ながらびっくりです。なかなか良いネーミングだと自画自賛(*^^*) (2022年8月27日 21時) (
レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 健さんだったのね😁佐藤健も、高倉健さんも大好きだから、ますますこばさんのファンになっちゃうわ。 (2022年8月27日 21時) (レス) @page19 id: 12782ae529 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 尋さん» お返事遅れましたー！！コロナ禍の中、多忙な毎日ではないですか？？体調壊してないですか？？また、会える日まで元気でいましょうね！！ (2021年3月20日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» 返事してなかった〜！ごめんなさい〜！！今は遠〜〜い甘酸っぱさですなぁ〜 (2021年3月20日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
尋(プロフ) - 明けましておめでとうございます。長かった一年が終わりましたね？今年は彼らに会えるでしょうか？逢いたい！です。逢えるように神棚にお願いしました。ここの二人のように桜色になる一年だと良いですね。ゆうのさんもお体にはお気をつけください。ではまた。 (2021年1月2日 19時) (レス) id: acddcb1f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年10月4日 13時
