懐かしい人 ページ1
★★★
ホテルでのビュッフェ形式での昼食は
眼下に、それまで見上げていた桜を望むことができて、とてつもなく贅沢だった。
お料理も美味しくて
幸せで、楽しくて。
食べ始めて少し経った時、ユノくんから紹介したい人がいる、と言われた。
東京の大学で勉強していたユノくんには
もちろん友達もたくさんいるだろう。
その友達に紹介してもらえる、なんて。
緊張するけど、嬉しいことだ。
せっかくの機会だし、恐縮しながらお伺いを立ててくれるユノくんに、笑ってOKを出した。
ユノくんは嬉しそうに笑って、スマホで電話をする。
程なく現れた男女2人に、私は目を見開いた。
「…サラちゃん！」
「オンニ〜！！こんにちは〜！」
女の子は、札幌でも顔を合わせたサラちゃんだったから。
「元気だった？」
「元気ですよぉ〜！オンニに会いたいと思ってたから、今日、話を聞いて先輩について来ちゃいました！」
サラちゃんがそう言って隣に立つ男性に視線を移すから
「…あ！は、初めまして！山本Aです！」
私は慌てて自己紹介をして頭を下げた。
「よく来てくれたね〜2人とも！」
頭上からはユノくんの穏やかな声が聞こえてくる。
ゆっくり頭を上げて、ユノくんの目の前に立つ男性に視線を移す。
「どうも。初めまして。ユノさんと同期の三浦春馬と申します」
そう言ってニッコリ笑う男性は
ユノくんに近い高身長で、穏やかな笑顔のイケメンだった。
…なんだろう。
イケメンにはイケメンが集まるんだろうか…。
同期と言うことは彼もT大卒。
ここにも、天が二物を与えた人がいた。
なんて、ちょっと神様のえこひいきを少しばかり恨んだ所に
「ちょっと、Aさん？！何を見惚れてるの？！
Aさんの彼氏は僕だからね？！」
ユノくんが私の目の前を手のひらをひらつかせて覗き込んだ。
「ひゃっ…」
その近さに思わず後退りし、顔が赤くなる。
大真面目なユノくんの顔を見て、コクコクと頷いてみせた。
わかってますとも…！
そんなユノくんの向こうから
「あははっ！凄い！ユノさんって彼女さんの前だとこんな風になるの？！びっくり！」
楽しそうな声が聞こえてきた。
★★★
すみません。個人的趣味に走りました…！
m(_ _)m
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 589人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» いや〜、ここまでフルネームを公開していなかったことに我ながらびっくりです。なかなか良いネーミングだと自画自賛(*^^*) (2022年8月27日 21時) (
レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 健さんだったのね😁佐藤健も、高倉健さんも大好きだから、ますますこばさんのファンになっちゃうわ。 (2022年8月27日 21時) (レス) @page19 id: 12782ae529 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 尋さん» お返事遅れましたー！！コロナ禍の中、多忙な毎日ではないですか？？体調壊してないですか？？また、会える日まで元気でいましょうね！！ (2021年3月20日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» 返事してなかった〜！ごめんなさい〜！！今は遠〜〜い甘酸っぱさですなぁ〜 (2021年3月20日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
尋(プロフ) - 明けましておめでとうございます。長かった一年が終わりましたね？今年は彼らに会えるでしょうか？逢いたい！です。逢えるように神棚にお願いしました。ここの二人のように桜色になる一年だと良いですね。ゆうのさんもお体にはお気をつけください。ではまた。 (2021年1月2日 19時) (レス) id: acddcb1f7c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年10月4日 13時
