弟くんサプライズ23 ページ8
★★★
現れたソヒョンちゃんがとても可愛くて、つい頬が緩んだ。
しかも、日本語で挨拶をしてくれて。
チャミくんがすごく驚いてる。
「あっあの…すこ…しダケです。簡単…な挨拶くらい…」
照れて頬を染めるソヒョンちゃん。
「嬉しいな〜！
オンニ、って女の子が呼んでくれる言葉なんだよね？！」
ユノくんに確認する。
「そうですよ？僕たちにはヌナですけどね、ソヒョナにはオンニです」
「なんだか妹が増えたみたいで嬉しいなあ！しかもこんな可愛い子！！
チャミくん、面食いだったんだね〜〜」
冷やかし半分チャミくんを見る。
「そうですよ？チャンミンは可愛い子好きなんです！」
のってきたユノくんもそんな事を言いながらチャミくんに視線を移して
そして
私たちはフリーズしてしまった。
「…チャンミニオッパ……」
ソヒョンちゃんが静かにチャミくんに近づく。
「…なん……っで……」
チャミくんが
瞳を真っ赤にしながらユノくんを見た。
「なんで……ここまで…」
ここまでしてくれるのか、と聞きたいんだね。
ユノくんは
優しい瞳でチャミくんを見て、そして言った。
「…大好きで…大切な弟だから…」
その言葉を聞いたチャミくんの瞳から
ポロポロと涙がこぼれ落ちた。
ポーカーフェイスの崩れたチャミくんに
驚くのと同時に
でも、なんだかとても嬉しくて。
そして
隣に行ったソヒョンちゃんが、チャミくんにハンカチを差し出す様子がまた、微笑ましくて。
「…ヌナが…いる……のに。
あなたには…1番に考えなくちゃいけない人がいるのに…！」
なおも、チャミくんは溢れる涙を拭きながらユノくんを見る。
「もちろん、Aさんは1番に大切な人だよ？
だからってチャンミンが二番ってわけでもないんだ。順番なんてつけられないからね。
僕の中の中心にはAさんだけど、
でも、今は目の前の誕生日を迎えたチャンミンを1番にお祝いしたいんだ。
だって、Aさんと出会えたのってチャンミンがきっかけのようなもんだからね？
チャンミンが札幌の大学に来なかったら…僕は北海道に来なかった。
そしたら札幌で就職しようなんて思わなかった。
そしたら…」
ユノくんがゆっくりと私を見た。
「…Aさんとも出会えてなかった…」
そう言って優しく笑う。
★★★
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 467人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 見切り発射です！(定番の)(笑) (2020年8月8日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの - おひさしぶりぃね！待ってましたよ、ドキドキ、キュンキュンだわ (2020年8月8日 13時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ひよさん» コメントありがとうございます(*^^*) 必死にスケジュール作成中です！！ (2020年8月4日 8時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - ゆうのさん、ありがとうございます。わくわく・・強行軍？楽しみです。 (2020年8月2日 16時) (レス) id: 532cbc9d20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 見切り発車です…^_^; (2020年8月2日 11時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年4月26日 9時
