ご褒美3 ページ17
★★★
ユノくんが優しいキスをしてくれた。
心の中がほんわりと温かくなるキス。
ゆっくりと唇が離れると
「…ふふっ…」
「…くすっ…」
どちらともなく、笑みがこぼれる。
「中に入りましょうか」
そう言ってユノくんが背中を優しく押し出してくれるから、靴を脱いで中へと進んだ。
「うわぁ…すっごくお洒落な部屋…！」
確かに、建物自体お洒落でスタイリッシュだった。
「…ユノくんに似合いそうな部屋だなぁ」
シックで落ち着いたインテリア。
バスルームが丸見えなのと、一般家庭ではお目にかかれないような大きさのベッドだけが
この部屋が普通の部屋ではないことを物語っている。
「これくらいの方がAさん、落ち着くんでしょ」
ユノくんが、買ってきたドリンクやおつまみをテーブルの上に置いてコートを脱ぐ。
「え？」
「ザ、ホテル、みたいなとこだと落ち着かないんじゃない？」
そう言いながら
ユノくんはベッドサイドにあるソファに座って、隣に来るようにパンパン、と座面を叩く。
「あー…うん、そう……かなぁ…」
私もコートを脱いで、呼ばれるままユノくんの隣に座った。
確かに、いかにもそれが目的です！！みたいな部屋に入ると目のやり場に困ってしまって、恥ずかしくなってしまう。
でも、こんな部屋なら、
ユノくんの部屋に遊びにきたみたいで少しは落ち着く……
周りを見渡していて、ふと、ユノくんと目が合った。
「………」
……いや。どんな部屋だろうと同じだ。
ユノくんのその瞳で見つめられると、途端に落ち着かなくなる。
心の奥も
身体の奥も
ざわざわと落ち着かなくなるんだ。
さっきのキスとは違う熱を持ったユノくんの唇が
ゆっくりと近づいてきて
私の熱を奪っていった。
★★★
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ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 見切り発射です！(定番の)(笑) (2020年8月8日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの - おひさしぶりぃね！待ってましたよ、ドキドキ、キュンキュンだわ (2020年8月8日 13時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ひよさん» コメントありがとうございます(*^^*) 必死にスケジュール作成中です！！ (2020年8月4日 8時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - ゆうのさん、ありがとうございます。わくわく・・強行軍？楽しみです。 (2020年8月2日 16時) (レス) id: 532cbc9d20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 見切り発車です…^_^; (2020年8月2日 11時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年4月26日 9時
