バレンタインイブイブ18…YN ページ5
★★★
「明日は私、車で来るから、帰りにユノくんのボード持って帰るね」
「はい、お願いします！」
「で、日曜日はグッズ持って大通り駅でユノくん捕まえて、それからバス乗り場に向かうから！」
「了解です！」
元気よく敬礼してみせた。
日曜日のバレンタインデーは、Aさんとボードをしに行くことになっている。
土曜日はほぼ仕事になるから、余裕のある日曜日、市内の手頃なスキー場から、ちょっと遠出して近郊のスキー場まで。
ただ、Aさんの車で移動するのはあまりにもAさんにだけ負担がかかるから
(雪道だし、ボードで疲労してるし)
最近は送迎バスを使って滑りに行くことにしている。
今回は僕のリクエストでルスツにしてもらった。
この間、同窓会の皆が行って良かったと聞いたし、
ネットで調べてもかなりオススメのスキー場らしいから、考えるだけでワクワクしてくる。
ボードに行く前日にAさんは僕の分のボードを持って帰ってくれて、当日送迎バスにほど近い地下鉄駅で僕を拾ってくれて。
そのまま、近くの駐車場に車を停めて送迎バス乗り場を目指す。
スキー場にいる間はとにかく滑りまくるから、札幌に戻ってから車で移動して夕食を食べるのが最近の日曜日の過ごし方だ。
もちろんお互い疲れていたら無理はしない約束で。
そんな時は、映画を観に行ったり、カラオケに行ったり、軽く体育館に行ってバドミントンやったり。
バドミントンにはチャンミナも参加したりするから、そのあとは恒例の食事会になる。
とにかく、
毎日が充実していてとても楽しい。
そして、今Aさんと僕の間で盛り上がっている話題がそのチャンミナの事で。
バレンタインデーの4日後がチャンミナの誕生日だから、何か特別にお祝いしてあげよう！と最高のサプライズを計画中。
「バレンタインも凄く楽しみなんだけど、18日のチャンミナの誕生日も凄く楽しみなんですよね〜」
と言う僕の言葉に、一緒に計画を立ててくれているAさんもニッコリ微笑んだ。
「本当だね！きっと凄く喜んでくれるよ！私も楽しみだもん！」
「緊急で残業とか…入らないことを祈りますね」
「ほんと、どうしたってそこだよね！」
この時期は本当に忙しいから、そう言ってAさんと笑った。
★★★
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年4月25日 22時
