明日婚 ☆ さいたま2日目 1 ページ5
☆ Yunho
「俺のサクラミチは呪われてるんでしょうかねぇ…」
帰りのバンの中で
スモークだから目を凝らしたところで良くは見えない車窓に目をやり、大きなため息をつくチャンミン。
そう。
昨日は歌詞が飛び、
今日は舞台が中途半端だった。
降りる台の階段部分の蓋が開いたようになったらしく
初めは手で閉めて、
それでもダメで
最終的には後ろ足で蹴りつけて閉め切ったそうだ。
「でもさ〜チャンミン、
それがカッコいいって書き込みあるよ？」
俺は、車に乗り込むなりスマホでツイッター散策。
言ってしまったからには必死に情報収集だ。
「…なんですって？ヒョン」
キラリ、と目に光を帯びたチャンミンが振り返る。
「ああ、うん。
さりげないその行動がカッコいい〜〜！って書いてくれてる子がいるよ？」
ディスプレイを見せた。
中にはきちんと図解までしてくれている子もいて、
見る角度によってはかなり心配をかけたみたいだけど
とりあえずは無事に済んで本当に良かった。
「おお！なんだかちょっとだけ救われましたよ」
チャンミンの瞳に力が戻ってきた。
良かった良かった。
明日から「サクラミチは歌わない！」とか言いださないかと心配していたから。
「…さすがにそんな事は言いません」
チャンミンの声に我に帰る。
「え？？」
「声に出てますから。心の声が」
「まじ？」
「マジです」
思わず自分で口を抑える。
…ヤバい。気をつけないと。
俺もそろそろお年頃だし。
チャンミンに言えない秘密の一つや二つもある訳だし。
そんなことを思いながら
「担当さん、平謝りだったよね〜」
話題を戻す。
「そうですね。
万が一にも事故に繋がりかねない場所ではありましたからね:」
ライブが終わった途端に慌ててやってきて必死に頭を下げてきたっけ。
「…どんなに入念に準備しても、ほんとにライブはわかりませんね。
それがライブの醍醐味でもありますけど…
とりあえず、その場で出来る最善の動きをしたいと思ってますよ」
チャンミンがそんな風に言うから
全くその通りだ、と
俺も大きく頷いた。
ステージに立つ以上、俺たちの姿がすべての答えになるんだ。
最高の答えを導くためにも
頑張らなくちゃいけない。
☆
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ゆうの(プロフ) - ぽぽさん» ご訪問ありがとうございます☺️なかなか進みませんが、気長にお付き合いくださいませ💧 (5月14日 1時) (
レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - こんばんは＾＾早速、遊びに来ました〜。クラコンのお話、飛行機のシーンの描写がとても好きです。情景がすごく伝わってきて、お話なんだけど本当にあったような気もして😌続きも楽しみにしています！ (2023年5月10日 21時) (レス) @page31 id: f6c8a9d881 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» もう〜！中坊の息子みたいでさ〜 (2019年12月17日 15時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - 1シーンから膨らむねぇ〜最高！ (2019年12月17日 12時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - wakaさん» あー！そっちかー！！ (2019年11月20日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年9月29日 0時
