クラコン ☆ 札幌入り 5 ページ33
☆ Changmin
「えーーー？ここはぁどこですかぁ？？？」
小樽に入ってほどなく車は高速から降りて、
降りたと思ったらすぐに温泉旅館のような佇まいの建物の玄関先へと進み停車した。
「…ん？」
車が停止した衝動と、俺の声でヒョンが覚醒したようだ。
目をこすりながらきょろきょろとあたりを見回すユノヒョン。
「こちらが本日宿泊の温泉宿になりまーす！」
にっこり微笑んだカンさんがそう言って思いっきり俺たちに振り向いた。
「え！温泉っすか？」
「え、温泉？」
温泉というキーワードに思わずテンションが上がる。
「とりあえず俺は一足先にチェックインしてくるから二人はちょっと待ってて！」
そういうとカンさんは颯爽と車から降りて行った。
「温泉ですって！ヒョン」
「うん。なんか、風情があってよさそうなところだね」
「うーー！温泉に入ったあとのビール！！楽しみだ〜！ヒョンはアイスですかね！」
「あー、いいね〜、北海道はアイスも美味しいからなぁ」
「北海道、さすがにちょっと肌寒いから温泉はありがたい〜」
「そうだな、ここで風邪ひくわけにはいかないからね」
いつものテンションで会話ができていることに少し、安堵する。
やがて、カンさんが手を振りながらやってくるのが見えて
俺たちは温泉宿の中へと進んだ。
廊下は畳敷きで。
足の裏にじかに感じる畳の感触が、日本に来たんだと、改めて感じさせる。
「気持ちいいなぁ」
ぽつりと呟くヒョンの後ろについて歩いていくと
「ようこそ、おいでくださいました」
和装の女性が深く頭を下げる。
女将さん、と言われる彼女の案内で、2階の部屋へと案内された。
「こちらが今回ご用意させていただいたお部屋でございます。
神崎さまといろいろと細かい点は打ち合わせをさせていただいておりますが、
何かございましたら遠慮なくお声がけくださいませ」
一礼した女将さんが部屋を後にしてからは
「おお〜！見晴らし良い〜！」
「お！すごーい！桜が咲いてる！！東京にはもう咲いてないのに！！」
「あ！ヒョン！部屋に温泉がついてる！」
「おーー！ほんとだ！いつでも入れる！」
「あ、ヒョン！部屋は和風だけどベッドですよぉ〜！」
「お。しかもサイズ大きいね」
ヒョンと部屋の探索を始めた。
☆
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ゆうの(プロフ) - ぽぽさん» ご訪問ありがとうございます☺️なかなか進みませんが、気長にお付き合いくださいませ💧 (5月14日 1時) (
レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - こんばんは＾＾早速、遊びに来ました〜。クラコンのお話、飛行機のシーンの描写がとても好きです。情景がすごく伝わってきて、お話なんだけど本当にあったような気もして😌続きも楽しみにしています！ (5月10日 21時) (レス) @page31 id: f6c8a9d881 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» もう〜！中坊の息子みたいでさ〜 (2019年12月17日 15時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - 1シーンから膨らむねぇ〜最高！ (2019年12月17日 12時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - wakaさん» あー！そっちかー！！ (2019年11月20日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年9月29日 0時
