まさかの夢？ ページ23
♫
「ゆっくり眠れた？」
私を洗面所へ案内してくれるユノさんが
前を歩きながら軽く振り向いて笑う。
……うわぁ。朝っぱらからなんて爽やかな笑顔だろう……！！
なんて、心底和んでしまった。
「あっ、はい！
心配事が無くなったのでぐっすり眠れました！」
元気良く返事をすると
「それは良かった！
短い時間でもぐっすり眠れるとすっきりするからね。
はい、ここがバスルーム。
実は由乃ちゃんの寝ていた部屋にもシャワールームはついてるんだけどね、
節約家の玲子さんがあちこち使わないで一箇所で済ませたい、って言うから入らせてもらう時はいつもメインのここなんだ。
あるものは適当に使ってくれていいはずだから。
あ、タオルもこのクローゼットにあるもの、上から使っていってね」
「あ、はい！ありがとうございます！」
「もうすぐパスタも出来るから、なるべく急いでね！
玲子さんのパスタ、出来立てがやっぱり美味しいから！」
そう言って、ユノさんはにっこり笑ってバスルームを後にした。
そのユノさんの笑顔にぽ〜〜っとなりながらも
バスルームへと続く洗面台に向かう。
鏡に映る自分を見た。
昨日までは多分、顔色も悪くてどよ〜〜んとしていたんだろうな。
昨日、チャンミンさんと偶然出会って、
なんだかよくわからないうちに玲子さんの家まで来ることになって
私を騙した男は捕まって
お金が無事に戻ってくるかどうかはわからないけど
別な音楽学校で勉強できることになって
寝泊まりはここ、玲子さんのマンションで住み込みさせてもらって
ハウスキーピングをすることで面倒をみてくれる、という。
しかも、
こんな近くに大ファンの東方神起の2人！！
地獄から一気に天国に来たようだ。
しかも、こんな高級なマンション住まいだなんて…！！
目の前の大きな鏡に映る自分は相変わらずの自分なのに
そんな巡り合わせがとても不思議に思えてきて
……まさか……夢………？？
なんだかとても心配になって
自分のほっぺたを両手で思いっきり引っ張ってみた。
「いっででででででーーーーっ！！！」
思った以上の痛みに思いっきり声が出たのは
そんな私の手を更に上から押さえつけて私の頬を引っ張るチャンミンさんが背後に現れたから。
♫
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 357人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» 私もです！本当に良いんだか悪いんだか…^_^; でも、仕方ないです。イケメンはイケメンですから！ (2019年1月13日 10時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - take1011さん» 東方神起を知ってしまうとハードル高すぎて困りますね〜^_^; 五月みどりさんご存じない世代なんですね？！これを機に是非お使いくださいませ。 (2019年1月13日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 母が五月みどり年代ですね〜。私はちびまる子ちゃんに近いです。(*^^*) (2019年1月13日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 私のイケメン基準は『ユノ』ですよ〜♪いいんだか…悪いんだか…(￣▽￣;) (2019年1月12日 19時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - こんばんは！……さつきみどりさん……知らなかった〜目からウロコでした。美人好き。ワタクシ、どんなイケメンを見ても、東方神起二人より上のイケメンは、いない！と、思っちょります！ (2019年1月12日 18時) (レス) id: bb25b61e16 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年6月9日 13時
