飛び火 ページ41
♫
私の番号を伝えて登録してもらって
そして順番にかけてもらって私もそれぞれの番号を登録した。
まさかそのまま本名を載せるわけにもいかないから
姉
兄1
兄2
とする。
「お〜〜！これで俺は由乃ちゃんのオッパ〜〜！」
なんとなくご機嫌なユノさんの隣で
「……なんのひねりもない……
しかも2番目って……」
なんとなく不機嫌なチャンミンさん。
「仕方ないじゃん！チャンミンの方が年下なんだし、次男じゃん！」
「俺だってシム家では長男ですよ！」
「我が東方家では次男坊だから仕方ない！」
「なんすか、その東方家って…」
「まあまあ！生まれた順番に文句つけても仕方ないし！
単なる表示に過ぎないんだから揉めないの！
実の兄妹でもないんだからね！」
揉める2人を玲子さんがピシャリと抑える。
普段の仲の良さが伝わってきて温かい。
すごいな…
私の携帯に女優の玲子さんと
東方神起の2人の番号が入ってる…。
何にも無かった私に
こんな大きな人たちが繋がったなんて。
アドレスの名前を見て
胸が温かくなって
そして、ギュッ…と苦しくなる。
思わず胸元を抑えた私に気づいた玲子さんが
「…由乃ちゃん？大丈夫？」
心配そうに私の顔を覗き込む。
心配をかけたくないから
顔を上げてその言葉に答えようとしたけど
「…だ、大丈夫です！
私の携帯に玲子さんやユノさんや…チャンミンさんの電話番号が入ってるなんて…
すごく…
すごく…凄いことだな…って思って……」
どうしても最後には涙がこぼれてしまう。
泣いたら困らせてしまう…
そう思っていたのに
「…ふふっ。
…そうだね。トンペンの由乃ちゃんにとってはものすごい事だよね」
玲子さんは笑うんだ。
「私もそうだったなぁ…
初めて大ファンの和田くんと電話番号を交換した時、やっぱりすごく興奮したもの！」
「えっ…！！」
声が漏れたのはユノさん。
「そんなに気持ちが動くほど、相手のことが好きだってことだからね。
そんな相手と出会えて、
そして繋がれるのは本当に凄いことなんだよ！
だから
大切にしようね、この縁を」
そう言って玲子さんは優しく笑った。
「…はい！」
元気に返事をして
袖口で涙をぐいっ、と拭く。
「…俺、聞いてないけど。その話」
眉をしかめたユノさんが
玲子さんに詰め寄り始めた。
♫
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» 私もです！本当に良いんだか悪いんだか…^_^; でも、仕方ないです。イケメンはイケメンですから！ (2019年1月13日 10時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - take1011さん» 東方神起を知ってしまうとハードル高すぎて困りますね〜^_^; 五月みどりさんご存じない世代なんですね？！これを機に是非お使いくださいませ。 (2019年1月13日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 母が五月みどり年代ですね〜。私はちびまる子ちゃんに近いです。(*^^*) (2019年1月13日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 私のイケメン基準は『ユノ』ですよ〜♪いいんだか…悪いんだか…(￣▽￣;) (2019年1月12日 19時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - こんばんは！……さつきみどりさん……知らなかった〜目からウロコでした。美人好き。ワタクシ、どんなイケメンを見ても、東方神起二人より上のイケメンは、いない！と、思っちょります！ (2019年1月12日 18時) (レス) id: bb25b61e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年6月9日 13時
