甘えたいマンネ…YN ページ48
☆☆☆
ぞくぞくと運び込まれる料理を
黙々と胃袋へおさめていくチャンミン。
いや、決して黙々ではなかった。
モグモグしながらも、Aさんと語るのを忘れない。
「あのドラマ、面白かったですね〜。」
「本当？嬉しいなぁ〜。
なんせデビュー2作目だからね〜。
神経使ったよ〜、事務所の皆が。」
「なんっすか、それ。」ユチョンが笑う。
「大事なんだって！
デビューがラッキーにも人気作だったから、その次の仕事が！」
「あ〜、なるほどね〜。わかる気がする…」
とジェジュン。
目の前で繰り広げられる会話は
ものすごくいつもの感じで…。
俺の脚にギプスがついてることを除けば
いたって普通の食事会だ。
Aさんの態度も
今までとなんら変わりない。
ただ
俺の気のせいかもしれないけど…
俺を見る時のAさんの瞳はとても…
優しそうに見える。
「ユノくん！サラダ食べて！」
アルコールが回って、紅い顔をしたAさんが、
俺の目の前にサラダを差し出してくる。
「これも食べて！
これを食べたらこれも食べないとね〜。
バランス、バランス！」
少量ずつだけど、色々と目の前に並べられる。
「はい！ジュンスくんも！
ジュンスくんはこっちの温野菜サラダ食べて！」
次はジュンスの世話を焼き始めた。
「スープも飲もうね！
夏だけど、身体冷やし過ぎちゃダメだよ！」
嬉しそうに世話を焼かれてるジュンス。
その様子を見ていたチャンミンが
「ヌナ、二人にだけ優しいーーー！」
と拗ねた。
口を尖らせたチャンミンに笑いながら、Aさんが言う。
「私はお年寄りと子供と病人と怪我人には優しいの！」
「なんだぁ〜、それ〜！」
ジェジュンが笑う。
…なんだ、そっか…。
俺だけじゃないんだよな、
と、ちょっと残念に思う俺がいた。
すると、
コホコホ…とチャンミンがおもむろに咳をして、
「あ…喉がちょっと……」
と言うからAさんは大笑い。
「チャンミン大変！
風邪はひきはじめが肝心だからね！
早いとこ宿舎に帰って寝た方がいいよ！」
Aさんはそう言って
チャンミンの腕をとるから、
「ええ〜〜〜っ？そうなるの〜〜〜っ？！」
とチャンミン。
皆、大笑い。
本当に…Aさんには不思議なほど甘えるなぁ、チャンミン。
☆☆☆
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ゆうの(プロフ) - harukaさん» (笑)そんな事を全く気にしない大らかな【私】と言うことで…。コメント、ありがとうございますm(__)m (2014年6月11日 12時) (
レス) id: 02736c93be (このIDを非表示/違反報告)
haruka(プロフ) - チャミナ、【私】は保護者ですか？(笑) (2014年6月11日 12時) (レス) id: d7583bc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 16時
