いつぶり？ ページ47
☆☆☆
いつもの個室に通されて、順に座る。
私は定位置の戸口そば。
そしてユノくんも松葉杖なので戸口そば。
「ほい。」
と、翔さんからメニューを渡される。
「お前いつぶりだよ、全く。
こっちで仕事するようになったって電話よこしたっきり、顔見せねーし。」
舌をだして肩をすくめる私。
「その間にほれ、
お前が連れてきた和田も何回か来てくれてるし、
駿にいたってはグループの仲間連れて来てくれてるし、
涼子ちゃんだってマメに顔出してくれてんのに。」
懐かしい名前にびっくりする。
「皆、そんなに来てくれてるんだ！」
「おうよ！
こいつらだって月イチくらいで来てんだぞ？」
そう言って彼らを見る。
東方神起をこいつら…って…。
なんて怖いもの知らずな兄さん……。
にしても…
「月イチっ？！ってすごいね。」
「なのにお前ときたらーーーーーっ！」
久々にこめかみをグリグリされる。
「いっ、痛いってばーーー！翔さんっっ！」
「こっちに落ち着くことにしたんなら少しマメに顔出せ！
わかったか！」
グリグリした手をそのままの翔さんを、涙目で見上げる私。
翔さんの瞳がものすごく真剣でーーー。
色々心配かけたんだろうな、と少し反省した。
「……はい。……ごめんなさい……」
それから皆でそれぞれ色々オーダーし、ドリンクが届いたところで乾杯した。
今回は、一応成人を過ぎたということで、
ユノくん、ジェジュンくん、ユチョンくんもアルコールを頼んだ。
懐かしいな。
前にここに来た時は
まだ誰も飲めなかったのにな…。
「ヌナ！この間のドラマみましたよ！」
コーラ片手にチャンミンが言う。
「ドラマ？」
私はビールを一口。
「7月の初めの頃に放送してたやつ。
最近やっと録画観たんです！」
「三つ編み、可愛かったっすね〜」
ぐいっとジョッキを傾けるユチョンくん。
「三つ編み……。あ！あれか！」
撮影時期と放送時期に間があるから、
正直訳がわからなくなったりする。
(……私だけかな……？)
「フリフリついたエプロンもかっわいかったよ〜！」
オレンジジュース持ったジュンスくんが言う。
「初めヌナってわからなかったよ〜」
ジョッキ片手にニッコリ笑うジェジュンくん。
「スカートだったしね〜」
口に泡つけたユノくんも笑った。
「わはははは〜」
……笑うしかないよ〜
☆☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 281人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - harukaさん» (笑)そんな事を全く気にしない大らかな【私】と言うことで…。コメント、ありがとうございますm(__)m (2014年6月11日 12時) (
レス) id: 02736c93be (このIDを非表示/違反報告)
haruka(プロフ) - チャミナ、【私】は保護者ですか？(笑) (2014年6月11日 12時) (レス) id: d7583bc94b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 16時
