オフ ページ4
☆☆☆
監督が違うと、こんなにも現場の雰囲気って変わるものなのか
と、実感していた。
前の現場と違って、空気がピリピリしている。
話自体もシリアスだから尚更だけど…。
監督の数だけ、色んな現場があるんだろうなぁ。
とりあえず、
置いて行かれないように神経を集中させて、
周りに合わせて仕事をしていた。
出番の割には長い拘束時間も、
辻さんが言ってた通り、周りを見ていると色々勉強になることも多くて、結構楽しい。
そんなある日、
ある程度まとまった空きができて一日オフになり、
久しぶりに自宅でのんびり過ごしていた。
掃除して、洗濯して、たまっていた録画を見て、
久々にパソコンなんて開いたりして。
電源を入れた時、ふっと思い立ってあるHPを開いた。
「ふふっ。あったあった。」
迷わずポチっとする。
ニヤニヤする私。
カフェオレを口にした時、
携帯の着信が聞こえて電話に出る。
「もしもし、辻さん？どうしたの〜？
オフには電話しないって言ってたのに〜」
「悪いね、休んでるとこ。
いや、A宛に例のぼくからまた封筒届いたからさ、急ぎ渡す方がいいのかなと思って」
「え？ユノくんから？」
なんとなく、検討がついた私。
「あ、じゃあ取りに行きます。」
「あ、いや持ってくからいいよ。
これからちょうどAんちの方向に向かうから。家にいるよな？」
「いますよ〜。ダラダラしてま〜す」
どこから電話かけてたの？というくらい早いタイミングで辻さんがやってきた。
ゆっくりはできないというので
駐車場までおりて封筒を受け取った。
「マメなぼくだよな」
一言そう残して。
辻さんも中身の検討がついているんだろうな。
足早に家に戻り中身を確認する。
「…やっぱり…」
思わず笑みがこぼれる。
新しいアルバムが入ってた。
手紙もあって…
(ん？)
思わず声を出して笑ってしまった。
「ははっ」
今回は皆が書いてくれていた。
レストランでのお礼とドラマの感想。
可愛いなぁ、皆。
でもね、ユノくん。
私、今まさにネットでぽちっとしたとこなんだよね。
ふふっ。
又、これは保存版にしておこう。
☆☆☆
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ゆうの(プロフ) - harukaさん» (笑)そんな事を全く気にしない大らかな【私】と言うことで…。コメント、ありがとうございますm(__)m (2014年6月11日 12時) (
レス) id: 02736c93be (このIDを非表示/違反報告)
haruka(プロフ) - チャミナ、【私】は保護者ですか？(笑) (2014年6月11日 12時) (レス) id: d7583bc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 16時
