お邪魔します…YN ページ29
☆☆☆
女性の部屋に入るのは初めてじゃないけど、やっぱり少し緊張した。
「いらっしゃーい！」
打ち上げの時以来の彼女は、以前より少しふっくらした感じがする。
Tシャツにハーフパンツという部屋着姿でノーメイク。いつもより更に若く見えた。
部屋に通してもらい、居間への扉を開けると、
さっきまでは仄かだったカレーの香りが一気に鼻にきた。
チャンミンの鼻がピクピクしてる。
皆が部屋に入ると、俺の横でAさんが「…すっごく狭い…」とつぶやいたのを聞いて、思わず謝ってしまった。ら、
「こちらこそ、狭くてゴメンね！」
と逆に謝られてしまった。ニッコリ笑って。
いつものAさんの様子に
ようやく俺の緊張は解れて、肩の力が抜けた。
「これ、頼まれたものです。」
そう言って、皆で右手のコンビニ袋を見せる。
そこには、
これでもか！というほどのドリンク類。
Aさんは目を丸くして
「…コンビニでどれほど買い込んで来たの〜？」
と、びっくりしてる。
そうだよなぁ。コンビニの店員も驚いてたよ。
俺もコンビニでこんな金額払ったことないもん。
「カンさんが、ドリンクだったら腐らないからたくさん持って行け！…って。
他にお土産になるようなもの、買う余裕なくて…」
そう言うと、Aさんは思い出したように手をたたいて言った。
「カンさん！そうだ、マネさん！
マネさんは？
一緒に来ると思って用意してたんだけど」
「あっは！やっぱりだ〜！」
ジェジュンがパチンと指を鳴らし、
「すっげぇ！ジェジュン！」
ジュンスが感嘆の声をあげる。
驚いたAさんが
「え？？なに？？」
キョトンとしてジェジュンとジュンスを見た。
「ヌナがきっと、カンさんの分も準備してると思うって、ジェジュンヒョンが言ってたんですよ〜」
と、チャンミンが言う。
「あら」
と、ジェジュンを見るAさんに、ウィンクするジェジュン。
…なんで赤くなるかな。Aさん。
「カンさんはまだ仕事が残ってるから、事務所に戻ったっすよ〜。
よろしく伝えてくれって言ってました。」
そう言いながらドリンクをテーブルに置くユチョン。
それに習うように皆もテーブルへ。
「そっかぁ。どこもマネージャーは忙しいんだね。」
Aさんはそう言いながら、ペットボトルをキッチンの方へ運んで行く。ので手伝う。
「あ、ありがと。ユノくん。」
「いい匂いですね〜。」
コンロの上の鍋に目が行く。
☆☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 281人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - harukaさん» (笑)そんな事を全く気にしない大らかな【私】と言うことで…。コメント、ありがとうございますm(__)m (2014年6月11日 12時) (
レス) id: 02736c93be (このIDを非表示/違反報告)
haruka(プロフ) - チャミナ、【私】は保護者ですか？(笑) (2014年6月11日 12時) (レス) id: d7583bc94b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 16時
