狭い！ ページ28
☆☆☆
電話をもらってから丁度2時間。
「今、着きました！」
と、地下の駐車場に着いたユノくんから電話がきた。
「お疲れ様！そのままエレベーターで7階だよ〜！」
さて、いよいよやってくる！
最終チェック、として指差し確認。
洗濯物、出てない！
ごみ、落ちてない！
ごはん、炊けてる！
OK！多分完璧！
ほどなくインターホンが鳴った。
考えてみたら、この部屋に辻さん以外の人(しかも男子！)が入るなんて初めてのことだ！
ちょっと緊張しながらドアを開けた。
「いらっしゃーい！」
そこには、ラフな私服姿の5人の可愛い弟たち。
目深にかぶった帽子を脱いだユノくんが、
懐かしい爽やかな笑顔で
「こんにちは！Aさん」
と言うと、あとの4人が元気良く
「お邪魔しまーーす！」
男物のスニーカーが我が家の狭い玄関に並ぶ。
「…すご。」
もう誰の靴も入らないぞ。
ちょっとした廊下を抜けたら、カウンターキッチンのある居間。
間のドアを開けて皆を中へ誘導する。
「おわぁ〜！カレーの匂いだぁ〜！」
チャンミンが鼻をクンクンとする。
「適当に座ってね。」
そう言って、ゾロゾロと身長180cm前後の男が5人、部屋に入るのを見ると…
「…すっごく狭い…」
思わず自分で呟いた。
「あ、…ごめんね。」
私の呟きに、ユノくんが素早く反応した。
あんたたちのせいで狭くなったじゃん、的ニュアンスでとられてしまった？！
「あ！そうじゃないよ、ユノくん！
こちらこそ狭くてごめんね！って意味！
まさか5人もこんな大きな男の子がうちに来ることになるなんて考えてもいなかったからさ〜。」
申し訳なさそうにしていたユノくんに笑いかけたら、
ようやく彼の頬が緩んだ。
☆☆☆
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ゆうの(プロフ) - harukaさん» (笑)そんな事を全く気にしない大らかな【私】と言うことで…。コメント、ありがとうございますm(__)m (2014年6月11日 12時) (
レス) id: 02736c93be (このIDを非表示/違反報告)
haruka(プロフ) - チャミナ、【私】は保護者ですか？(笑) (2014年6月11日 12時) (レス) id: d7583bc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 16時
