鈍い酔っ払い ページ20
☆☆☆
私は、ユノくんの歌声についてなお、熱弁をふるう。
「ユノくんのパート、
低いから目立たないところもあるかもしれないけど、私は結構わかってるつもりなんだよね！」
と、ふんぞり返る。
っと、酔っ払ってるせいかバランスがちと悪くてふらついてしまった。
「お……わっ……あっ⁈」
後ろに倒れそうになった私を、
咄嗟にユノくんが抱きかかえるようにして助けてくれた。
顔が……
もの凄く近い………
思わず、お互いに目を見開いて見つめあってしまった。
普段なら、顔から火が出るほど真っ赤になって、慌ててその腕から逃れようとするであろう私は…
あいにく今は酔っ払い…。
動きは鈍いし、
感性も鈍いらしい…。
あまりに近いその顔をじっくり観察し、
ニンマリ笑って
「ほんとーーーに、綺麗だよねぇ…。
メンバーそれぞれみんなイケメンだけど…
ユノくんは顔が小さいからプロポーションもいいし、姿勢もいいし…
リーダーだからしっかりしてるし…
男前だからモテるでしょーー！」
と、そのほっぺたをぺしぺししながら言った。
本心だったから。
(あとになって考えると、とんでもないことをした！と、穴が無くても掘りまくって埋もれたくなった私…)
そんな私の言動に
私を抱きかかえたまま固まってしまったユノくん。
次の瞬間、ユノくんはうつむいてしまって、
私をぐいっと起こしてくれた。
「…そんなストレートに…」
「んん？」
ユノくんの独り言は私には届かなかった。
「やっぱり…だいぶ酔ってるよ、Aさん。」
私は、大きく伸びをした。
「んふーー。楽しいお酒だったからねぇ〜」
☆☆☆
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ゆうの(プロフ) - harukaさん» (笑)そんな事を全く気にしない大らかな【私】と言うことで…。コメント、ありがとうございますm(__)m (2014年6月11日 12時) (
レス) id: 02736c93be (このIDを非表示/違反報告)
haruka(プロフ) - チャミナ、【私】は保護者ですか？(笑) (2014年6月11日 12時) (レス) id: d7583bc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 16時
