たくさんの話 ページ19
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話がしたいから送ってくれる、と言うユノくんの好意に甘えて、ススキノから札幌駅までの距離を歩く。
「Aさん、結構飲んだ？」
ユノくんにそう言われ、思わず頬をおさえる。
「えっ？そんなヤバそう？そんなに飲んだつもりはないんだけどなぁ。」
いいとこ…グラス4杯…くらいだったと…。
「お酒、強くないよね？Aさん。」
「うん。すぐ顔に出るし、眠くなるし、頭痛くなるし…」
「あー、僕もそんな感じ。」
「ユノくんも得意じゃないのかぁ。男の子はちょっとつらいね。」
そんな酒の話や、
「ユノくん、いー感じで髪伸びてるよね！」
「そうですか？」
「うん！ちょっと色っぽくなってる！」
「…色っ…ぽい…？」
「うーんと…大人っぽい？大人の男って感じ！」
「あ、本当に？」
「今までザ、少年！って感じだったから〜」
スタイルの話なんかをしながら歩く。
「それにしてもぉ、
ユノくんのダンス、すごかったね！」
「え？」
「MVとかと違って、ずーっと踊ってるでしょ？
見応えあったなぁ。
歌ってない時でもついつい目が行っちゃうの。
足先から手の指の先まで、きちんと神経が行き届いていてる感じ。
どこから観ても、
どこを切り取ってみても、
全部ポーズが決まってるの。
綺麗だったなぁ…」
ライブでのユノくんのダンスを思い出しながら、つぶやくように言っていた。
逆光でユノくんの表情が読み取れない。
けど、
気分が良くなった酔っ払いの私は、構わず話し続けた。
「あとねぇ。
実はユノくんの声も好きなんだよね〜」
「え？声？」
やっと、ユノくんの反応があってホッとする。
「うん。
初めて会った非常階段で歌ってたでしょ？
声だけ聞いてた時、柔らかい優しい声だなぁ〜って思って。」
ユノくんに向かってにっこり笑いかけた。
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ゆうの(プロフ) - harukaさん» (笑)そんな事を全く気にしない大らかな【私】と言うことで…。コメント、ありがとうございますm(__)m (2014年6月11日 12時) (
レス) id: 02736c93be (このIDを非表示/違反報告)
haruka(プロフ) - チャミナ、【私】は保護者ですか？(笑) (2014年6月11日 12時) (レス) id: d7583bc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 16時
