りんさん ページ16
☆☆☆
幸せな気分で5人を見ながら、目の前の唐揚げを口にした時、不意に隣に現れた人物がいた。
「どーも。Aさん、ですよね？」
私より、も少し年上？な感じの女性だった。
「はい。Aです。お疲れ様です。
今日はすみません。飛び入り参加で。」
「そんなのいーんですよ！1人くらい増えたってどーってことないです！
私、スタイリストのりんと言います。
よろしく〜！」
腰まであるストレートの黒髪に、凛々しく太い眉、目鼻立ちがハッキリとした、南国系の美女だ。
しかも、ナイスバディ。
「ドラマ、観てましたよ〜！面白かった〜！
実は、密かにAさんのファンになったとこだったんです〜」
「わ、ありがとうございます。
こんな美人にファンだなんて言われたら舞い上がっちゃいますね！」
なんて照れてたら、りんさん、バシバシ私の背中を叩いて、
「美人だなんて、やだわーー！Aさんっ！」
思わず持ってたグラスからビールが零れる。
なかなか豪快な人だ。
「そんなAさんに、まさかこんなとこで会えるとは思わなかった〜。
すごい親しそうですよね、メンバーと。」
「たまたま知り合って、それ以来、なんだか保護者になってるみたいです。」
「ふふっ。可愛いですよね、みんな。」
りんさんが5人の方を見る。
「りんさんも保護者ですか？」
そう言うと、
「いーーーえっ！私は現役のつもりですっ！」
と、真剣な顔をして私に向き直った。思わず笑ってしまって
「現役ですか〜」
「何笑ってるんですかっ⁈私は至って真面目ですよ！
因みに私の狙いはジェジュンです！」
りんさんの目に力が入った。
「マジ…ですか？」
思わず私も力が入る。
「マジ……」
「なワケないでしょーーーっ⁈」
背中に激痛が走る。ビシビシと。
酔ってるせいか手加減ないよね。
「うちの息子とたいした変わらないのよ！皆！
Aさんより私の方が本当に保護者だわよ！」
「……ええっ⁉︎」
思いがけない言葉に、一瞬思考停止した。
「あんな大きなお子さんいるんですか⁈
り、りんさんってお幾つなんですか⁈」
「私？今年で43よ。」
「……うっそ……。私より少し上なくらいかと…」
「えー？いくつに見えてました？」
にっこり微笑むりんさん。
「…だから…30すぎくらい？」
りんさんは又、私の背中をバンバン叩いてビールをついでくれた。
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ゆうの(プロフ) - harukaさん» (笑)そんな事を全く気にしない大らかな【私】と言うことで…。コメント、ありがとうございますm(__)m (2014年6月11日 12時) (
レス) id: 02736c93be (このIDを非表示/違反報告)
haruka(プロフ) - チャミナ、【私】は保護者ですか？(笑) (2014年6月11日 12時) (レス) id: d7583bc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 16時
