楽屋訪問…YN ページ12
☆☆☆
アンコールの最中、俺たちはそれぞれにAさんに視線を向けた。
Aさんはそれに気づいているのかいないのか、頬を膨らませて、赤い顔しながらもの凄く一生懸命拍手してくれていた。
(ぷっ。…可愛い)
あ…また年上に向かって失礼なことを…。
楽屋に戻って、マネージャーに確認する。
「カンさん！Aさんに伝えてくれました⁉︎」
「おう！会場落ち着いたら来てくれるんじゃないかな？」
ドリンク飲んだり、タオルで汗を拭いたり、スタッフとライブの終了を喜んでいたら、
戸口からひょこっと頭がのぞいた。
「ヌナ！！」
真っ先に口火を切って、走り寄ったのはチャンミンだった。
少し恥ずかしそうにAさんが戸口にその姿を現す。
「えと……。
ライブ無事終了、おめでとうございます。」
そう言って頭をさげる。
「なんでぇ？なんでヌナがここにいるのぉっ⁈」
ジュンスがAさんの肩をバンバン叩く。
「私、実家がこっちなの。
東京は仕事で無理だったんだけど、タイミングが良かったから札幌のチケットとったんだよ」
そう言って、懐かしい笑顔で微笑む。
「なんだぁ〜。わかってたら招待したのに〜」
ジェジュンが言うと
「いえいえ！
いちファンとしてはちゃんと自力でチケットをゲットしなくては！
ビギにもちゃんと入ったんだよ〜！」
というAさんに、俺たちは揃って
「ええっっ⁉︎」
声をあげた。
「…マジですか？ヌナ…」
チャンミンの目もまんまる。
「マジ、だよ。チャンミン！
ほら見て！会員証！！」
そう言ってふんぞり返るように会員証を俺たちに見せた。
「すごいでしょ？」
ほくそ笑むAさんに
「ぶっ…」
「ぶ？」
「ぶははははははっーーっ！」
皆大笑い。
「えーーーっ！なんで笑うのーーっ？
笑うとこじゃないでしょ⁈
私も大事なファンの一人なんだよーー？」
赤い顔してムキになるAさん。
ごめん。年上だけどやっぱり言わせて。
かっ…可愛い…。
☆☆☆
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ゆうの(プロフ) - harukaさん» (笑)そんな事を全く気にしない大らかな【私】と言うことで…。コメント、ありがとうございますm(__)m (2014年6月11日 12時) (
レス) id: 02736c93be (このIDを非表示/違反報告)
haruka(プロフ) - チャミナ、【私】は保護者ですか？(笑) (2014年6月11日 12時) (レス) id: d7583bc94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 16時
