走ってきた人 ページ17
♫
「チャンミナーー！大丈夫ーー？！」
ややしばらくチャンミンさんの背中をさすって様子を見ていたら
聞こえて来た聞き覚えのある声。
びっくりして声のする方を見ると
真っ黒いバンの後部座席から大きい人影がこちらめがけてダッシュして来たのがわかった。
(…ま、まさか……)
(でも、あの声、そしてチャンミンさんをチャンミナと呼ぶ大きな男性…！)
飛ぶように走ってくる男性はあっという間に距離を詰めてきた。
街灯の灯りがその顔をかすかに照らす。
「…えっ…ええっ？！ゆゆゆゆゆゆゆゆユノさんっ？！」
それはまさしくユノさんだった。
(ええーーーっ？！マジーーーー？！！)
信じられない光景に思わず立ち上がり、
口から飛び出そうになる心臓を抑えつつ2人の様子を見る。
ユノさんは私を気にすることなく、チャンミンさんに寄り添い、その顔を覗き込んだ。
(うっわーーー！本当に顔ちっさい！)
「チャンミナ！お腹痛いって？
今朝無理して食べた賞味期限の切れたヨーグルトがヤバかったんじゃない？！
だから言ったじゃん！無理して食べなくって良いよ、って。
なのにもったいないからって無理して食べちゃって…
ケチんないで新しいヨーグルト買えば良かったんだよ！
こんなお腹痛くて
公園でお腹痛くして…
もったいない精神も良いけどね、身体を壊したら元も子もないからね！」
チャンミンさんの背中をさすりながら、顔を覗き込みながらそんなことを言うユノさん。
(えーーーっ！よ、ヨーグルト？？賞味期限切れの？？)
そんな庶民的なの？！チャンミンさん！
「ん？あれ？チャンミン、顔が赤いよ？
大丈夫？熱もあるんじゃないの？？」
そう言って、ユノさんが手のひらをチャンミンさんの額に当てた。
(えっ？！熱？！やっぱりあったの？)
さっきから少し顔が赤かった。
触れても特に感じなかったけど、やっぱり熱があったの？！
「…なんでもないですってば！」
「そうはいっても、顔赤いよ」
「腹痛で熱は出ません！」
「わかんないじゃん！胃腸炎からくるかぜかもよ？
それでなくても人一倍食べるんだから、ちゃんとしたものを食べなくちゃ…！」
「だからヨーグルトのせいでも無いですし！
人をケチ呼ばわりしないでもらえます？！」
「だけど原因はそれくらいしか考えられないじゃん！僕とチャンミンで違う食べ物ってヨーグルトしかないもん！」
……なんの言い合いだ…
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ゆうの(プロフ) - ゆきさん» レスが遅れました〜！鼻血もののシチュエーションですよね！多分白目向いて気を失うと思います。自分なら (2018年5月25日 17時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - なんて羨ましいシチュエーションなんだ！ (2018年5月18日 7時) (レス) id: 0c3ca6793d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» とても廉さんがらみで男を見せていたユノとはギャップが……^_^; でも、どっちも私が思い描くユノなんですよねぇ。 (2018年4月10日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - take1011さん» コメントありがとうございます(*^^*) ヒロイン、全然穏やかな状況ではないんですけどね^_^; ようやく、あの公園で途方に暮れていた理由が判明します！ (2018年4月10日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - あな空の時よりもだいぶ幼児退行してるな…ユノ…可愛いけど (2018年4月10日 10時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年3月22日 9時
