再会…CM ページ3
♫
不思議だった。
俺があいつを知っているのはほとんどがヒョンとしての姿で
本当のあいつとは
病院の自販機の前と押して歩いた車椅子
それくらいしか思い出はないのに
だけど俺は確かに
その後ろ姿をあいつだと確信した。
信じられない偶然に
頭は妙に冴えていて
ゆっくりと
その後ろ姿に近づいて行く。
あいつが
街灯のオレンジを見上げるように顔を上げたから
その視界をさえぎるように顔を出した。
「…女の子が1人で無防備にこんな所にいては危ないですよ…」
静かにそう言うと
眼下の彼女は溢れそうに目を見開いた。
向こうからは俺は逆光でよくわからないはず。
俺からは
影にはなっているけど月明かりが手伝って顔が良く見えた。
初めて
真っ正面から真っ直ぐに見る。
あの時より少しふっくらしたようだ。
黒目がちの大きな目。
ヒョンと似ているとも言えるかも。
少し薄化粧しているようで
整えられた眉に
少しピンクに光る唇がこの年月を物語っているようだ。
ちゃんと
女の子だったんだな……。
そんな事を思いながら黙って見つめていたら
「あっ……ああああああのっ、何かっ？！」
慌ててベンチから飛び上がり、
コートの胸元を掴む。
一人前に意識するようになったか。
「…別に襲ったりする気は毛頭ないですから安心してください。
俺にも選ぶ権利はある」
俺の言葉に
あからさまにムッとした表情を見せて
まるで文句の一つも言おうかと言うように一歩前へと進み出た時、
俺に気づいたようで。
「チャっ……チャチャチャ…」
…聞いたことあるフレーズだな。
「人をオモチャみたいに言わないでください」
「チャっ…チャンミンさんっ？！」
俺の名を呼んで目を丸くする。
「あはぁ〜…懐かしいですね、その呼び方…」
思わず呟いた。
♫
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ゆうの(プロフ) - ゆきさん» レスが遅れました〜！鼻血もののシチュエーションですよね！多分白目向いて気を失うと思います。自分なら (2018年5月25日 17時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - なんて羨ましいシチュエーションなんだ！ (2018年5月18日 7時) (レス) id: 0c3ca6793d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» とても廉さんがらみで男を見せていたユノとはギャップが……^_^; でも、どっちも私が思い描くユノなんですよねぇ。 (2018年4月10日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - take1011さん» コメントありがとうございます(*^^*) ヒロイン、全然穏やかな状況ではないんですけどね^_^; ようやく、あの公園で途方に暮れていた理由が判明します！ (2018年4月10日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - あな空の時よりもだいぶ幼児退行してるな…ユノ…可愛いけど (2018年4月10日 10時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年3月22日 9時
