行き場のない想い ページ14
♫
「……思い出しましたか…？」
「……え？」
顔色を失ったチャンミンが
光をも失った瞳で私を見下ろしていた。
その瞳が痛々しくて
思わず目を伏せてしまう。
伏せて
目の端に入った携帯を握りしめるチャンミンの手は細かく震えていて
その様子に心臓がギュッと
掴まれるような感覚を覚えた。
「……交通事故に…あったんですか……？」
さっきから
耳元に心臓があるみたいにドクドクと脈打っている心音がうるさくて
チャンミンの声がよく聞こえない。
「…事故にあって…ヒョンと入れ替わったのか…？」
私はあの時……
「意識不明の重体で眠ったままなのがヒョンなのか？！」
確かにユノさんといた。
ユノさんと何か話をして…
「ヒョンが危ない状態なのを知ってたのか？！あんたは！」
叫ぶと同時に、チャンミンの拳がダイニングテーブルを打った。
ゴツっ、という鈍い音と、食器の揺れる音が耳に刺さる。
その、行き先を失ったチャンミンの怒りに
私も必死に言い訳をした。
「…ち、違う！
こんな、意識不明だなんて私も知らない！！
だって…！
話してたんだもん！ユノさんと！
落ち込んでた私を！ユノさんが元気づけてくれてたんだもん！！」
そうだ。あの時。
消えて無くなりたかった私に声をかけてくれた人。
そんな私に気がついて隣に座ってくれた人。
優しく声をかけてくれたのがユノさんだった。
「…だったら…！なんでこんな事になってる？！
なんで！交通事故にあったのがあんたなのに、入れ替わってるんだよ！
なんで…！
ヒョンが重体に……っ…！」
チャンミンの右手が私の胸ぐらを掴んだ。
でもそれは
悲しいほど力は入ってなくて。
チャンミンは
そのまま、膝から崩れ落ちた。
震える身体から
チャンミンの悲しみと
絶望を感じる。
……神様。
私は
何をしたんでしょうか……
♫
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かえる(プロフ) - 今日…Bolero聴きました(T^T)もう泣けてきちゃって…(T^T)東方神起を守ってくれてありがとうですし、二人が東方神起で良かったですぅ(T^T) (2017年10月29日 22時) (
レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» それぞれの立場に立つと、色々な面があるんでしょうけど、ユノペンとしての想像にしか至りません…本当のところは本人のみぞ知る、ですよね…。今も活動してくれていることを本当にありがたく思います。 (2017年10月27日 7時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - あの頃のチャンミンはほーんと見てられない位でした。揉め事が発覚する前からゴタゴタがあった訳で〜そんな中、仲良く一緒に活動的しなきゃならない。笑いたくないのに笑わなきゃならない。仕事で帰宅とか移動中とかも心が安らかなかったと思うと泣けてきます(T^T) (2017年10月26日 23時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - どんなに頑張って前に進もうとしても邪魔をするものもあったりして、大変だったと思います。今回活動復帰しましたけど、やはり不安ですよね…。どんなことでも二人だったから乗り越えられた。これからもずーっと二人で前に進んで行って欲しいです。 (2017年10月26日 23時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、私はこの頃を詳しく知らないので、あくまでいろんな情報を集めての想像になるんですけどね。でも、全く悩みがないなんてことはないと思ってます。悩んで悩んで、悩み抜いて決めた事は、あとはもう信じて動くしかないですよね。 (2017年10月26日 23時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2017年7月21日 9時
