東方神起 ページ7
♬
ディスプレイの中には目の前のイケメンと、青髭の彼が映っていて
その2人が歌い踊る姿が映し出されていた。
「……すごい…！」
その一言だった。
歌も踊りも完成度が高くて
特にこの青髭イケメンのドヤ顔たるや、
背筋がゾクゾクするほどカッコいい…！！
「ええ〜っ？！こんな凄い人なの？」
ディスプレイを食い入るように見る私に
「………ほんとーーーーーーに、ヒョンじゃないんですね……」
目の前のイケメンが
あからさますぎる大きなため息と共にそう言った。
「…ヒョ…ン？」
「…ああ、韓国では男が年上の男性を呼ぶ時にそう言います。
お兄さん…みたいなニュアンスですかね」
「へえ。って、あなた韓国人？」
韓国人って、もっとこう……目が細くて……なイメージだったんだけど、
目の前のイケメンは目鼻立ちがハッキリしていて…
思わず目を見開いてイケメンをしげしげと見つめた。
イケメンはそんな私の視線に怯むことなく、それ以上の目力で私を見る。
「……東方神起って…聞いたこと無いですか」
「…とう…？…ごめん。わかんない」
「………そうですか」
ハッキリわかりやすく大きく肩を落とすイケメン。
「あっ！もしかしてあなたたち2人のグループ名？！
ご、ごめんね、知らなくて！」
さっき、ちらりと聞こえた「まだまだ…」ってこのこと？！
「あ、あのね、心配しないで！
私、あんまりテレビとか見ないから芸能関係とかほとんどわからない人だから！
だからこんな凄いあなたたちを知らないのはあなたたちが悪いんじゃなくて、私の状況のせいだから！」
必死に弁解した。
弁解して、気付いた。
「…？！何か思い出した？！」
イケメンも気付いたようだった。
必死な彼には申し訳ないけど…
「……ごめん。今…それだけふっと浮かんだだけ…で…」
「……なんだ…」
また、力を落とす。
でも…
それは確かなことだと思う。
私、テレビとかあんまり見ていた感じがしない。
学校で友達がアイドルの話で盛り上がっていても…
私は全然わからなかったから。
それは、興味がない、というよりは…
そう言う状況だったような……。
♬
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 346人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、戻れて良かった(*^^*) あ、別に誰かと入れ替わってた訳ではないですもんね？？ (2017年5月1日 7時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - コッソリ…のこさん…ただいまです(￣∇￣*)ゞ (2017年4月26日 20時) (レス) id: 1ea0ac89b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かよさん» かよさん、あちこちでチラチラネタバレになってて申し訳ないです^_^; ここまでにも結構波風はあるんですけどね。とりあえずはこんな状況です！もう少ししたらヌナも出てきますよ〜！また、ちょっとややこしいお名前設定をお願いします！m(_ _)m (2017年4月26日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - ゆうのさん、わー、あのヌナと辻さんですか？？なんだか素敵過ぎる二人の関係築いてるんですね。本編は、いつどうやって最愛の人になるのか、こちらも楽しみにしてます♪ (2017年4月26日 20時) (レス) id: c6ab30b119 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - …コッソリ…かえるさん、お帰りなさいm(_ _)m (2017年4月26日 18時) (レス) id: 9c0a90af40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年3月16日 12時
