好きの気持ち ページ43
♬
初めて入るテレビ局に心の中は大興奮！
あまりテレビを見てはいなかったっぽい私でも、やっぱりわかる有名人はいるわけで、
コマーシャルで見たことあるタレントさんとか、俳優さんとかが普通に廊下を歩いていて
そしてその中を同じように歩くユノさんな自分に軽く感動していた。
控え室へと向かう途中、
カンさんがディレクターさんと話し始めたから
やや暫くチャンミンと私もそこにとどまっていた。
その間も私たちの横を通り過ぎる人たちが声をかけてくれるから笑顔で返す。
その度にチャンミンが、誰なのかをコソッと教えてくれた。
本当に凄い記憶力だ、と感心するばかり。
人通りが少しおさまったころ、
廊下の少し離れた自販機のあたりにいた1人の女性に目が止まった。
割と小柄なその女性は自販機の前でドリンクを選んでいた。
なんだか鼻唄を歌っていて楽しそうで。
その様子がなんだか可愛いと思ってしまった。
ようやく選び終えてドリンクを手にした彼女がくるりとこちらへ向き直る。
その時
ドキン、と確かに心臓が鳴った。
その女性は私を見て一瞬目を見開いて
次の瞬間、とても嬉しそうに笑った。
それはとても温かい笑顔で。
なんだか胸の奥がギュウッ……と痛くなる。
すると、廊下の奥からまた1人の女性が現れて、彼女に声をかけたようだった。
ドリンクを手にした彼女は、
嬉しそうに私に大きく手を振って、
そして廊下の先へと消えていった。
思わずつられて軽く手を振り返していた私の隣で
チャンミンがポツリと呟いた。
「……ヌナです。
彼女…が、ユノヒョンの彼女ですよ…」
彼女の居なくなった廊下の先を2人で見つめる。
「…………そっか…」
「…驚かないんですか？」
「………なんか、わかったから…」
「…え？」
チャンミンが驚いた声を出した。
「…なんだろ。
身体はユノさんだからなのかな…
あの人に目がいったし…可愛いと思ったし……
それに振り向いた時にね、心臓が高鳴ったの…
嬉しくて、切なくて…
なんだか胸の奥が痛いようなそんな感覚になったの……」
これまで誰にも感じたことのないそんな感情。
あの人がユノさんの彼女だと言うなら納得できる。
本当に好きなんだろうと思うし
彼女もユノさんが大好きなんだろうな…
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、戻れて良かった(*^^*) あ、別に誰かと入れ替わってた訳ではないですもんね？？ (2017年5月1日 7時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - コッソリ…のこさん…ただいまです(￣∇￣*)ゞ (2017年4月26日 20時) (レス) id: 1ea0ac89b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かよさん» かよさん、あちこちでチラチラネタバレになってて申し訳ないです^_^; ここまでにも結構波風はあるんですけどね。とりあえずはこんな状況です！もう少ししたらヌナも出てきますよ〜！また、ちょっとややこしいお名前設定をお願いします！m(_ _)m (2017年4月26日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - ゆうのさん、わー、あのヌナと辻さんですか？？なんだか素敵過ぎる二人の関係築いてるんですね。本編は、いつどうやって最愛の人になるのか、こちらも楽しみにしてます♪ (2017年4月26日 20時) (レス) id: c6ab30b119 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - …コッソリ…かえるさん、お帰りなさいm(_ _)m (2017年4月26日 18時) (レス) id: 9c0a90af40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年3月16日 12時
