ユノでユノ ページ22
♬
私はユノさんで
ユノさんは私なんだから…
同じっちゃ同じじゃないの。
「おら！早く立て！時間がない！」
そう言って腕を取られて立ち上がらされた。
「…鬼ぃ〜〜〜〜」
ヘロヘロになりながらもなんとか立ちあがり、ポーズを取る。
キツイんだけど
ツライんだけど
カウントを取られたり、
音楽が聞こえてくると
なんとなく身体が落ち着かなくなるのはなんでだろう。
不思議な高揚感で満たされていくのは
やっぱりユノさんの身体だから…？
だとしたら
ユノさんは本当に踊ることが好きなんだな。
全くダンスの経験の無い私ですら
楽しくて
ツライけど
楽しくて
ヘロヘロだけど
気持ちだけは踊っている。
初心者の私でもこれだけ踊れるくらい
ユノさんは本当に一生懸命だったんだろうな…
そんな風に思いながら
気づいた時にはまた、見知らぬ天井の下
ソファに横たわっていた。
「お疲れ様」
ソファテーブルの向こうの椅子にカンさんが座っていた。
「…あれ…？私…」
ゆっくりと身体を起こす。
「…ずいぶん頑張ったみたいだね。
最後は気を失ってたみたいだよ？」
「……あ、確かダンスレッスンの途中…」
「大丈夫。ちゃんと最後までレッスンしたってチャンミンが言ってた。
最後の最後で気が緩んで倒れこんだみたい。
気を失った君をここまで連れてくるのは結構大変だったみたいだけどね」
失礼な！私はそんなに重くない…！と切り返そうとしてはた、と気づく。
…そうだった。今の私はユノさんなんだ。
チャンミンの方が少し大きいけれど身体の厚みが違うもんね。
そりゃチャンミンには重いよね。
はっ…！！ま、まさかの…
「残念ながらお姫様ダッコでは無かったよ？おんぶされてここまできたみたいだから」
カンさんがニヤついてそう言った。
「……カンさんまで…」
思わず呟くと
「分かりやすいんだってば。ユノも君も」
そう言って笑う。
「………チャンミンは？」
気恥ずかしくなって話の矛先を変えた。
「今は歌の練習。あと30分くらいで終わるかな。
そしたら次は君の番だけど、大丈夫？出来そう？」
さっき褒められた歌！
ここは頑張りどころだ！！
「大丈夫です！出来ます！」
そう言って、やる気を見せようと立ち上がろうとしたのに
「……あ、あれ？？…」
腰が抜けたように動けなくなっていた。
♬
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、戻れて良かった(*^^*) あ、別に誰かと入れ替わってた訳ではないですもんね？？ (2017年5月1日 7時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - コッソリ…のこさん…ただいまです(￣∇￣*)ゞ (2017年4月26日 20時) (レス) id: 1ea0ac89b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かよさん» かよさん、あちこちでチラチラネタバレになってて申し訳ないです^_^; ここまでにも結構波風はあるんですけどね。とりあえずはこんな状況です！もう少ししたらヌナも出てきますよ〜！また、ちょっとややこしいお名前設定をお願いします！m(_ _)m (2017年4月26日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - ゆうのさん、わー、あのヌナと辻さんですか？？なんだか素敵過ぎる二人の関係築いてるんですね。本編は、いつどうやって最愛の人になるのか、こちらも楽しみにしてます♪ (2017年4月26日 20時) (レス) id: c6ab30b119 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - …コッソリ…かえるさん、お帰りなさいm(_ _)m (2017年4月26日 18時) (レス) id: 9c0a90af40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年3月16日 12時
