試練 ページ12
♬
「きゃあああああああああ〜〜〜っ！！！！」
思わず出た私の雄叫びのあと、一瞬の沈黙があって、直ぐにドタドタとあわてた足音が近づいてきた。
『무슨 일이야？！あっ、な、何があったんですかっ？！』
トイレのドアのこちらと向こう。慌ててイケメンが駆けつけてくれた模様。
「シャ、シャワーの前にトイレに、と思って入ったんですけど〜〜っ！！
ど、どうしたら良いんですか、これーーー！！！」
そう。
漠然とわかっちゃいるけど
実際どうやってするのが正解なのかなんて知る由もない。
「そ、そんなの適当にやってくださいよ！！」
ドアの向こうからそんな非情な言葉が返ってくる。
「そんなこと言わないで教えてくれたって良いじゃない！！
生まれて17年！ろくに見たことも、触ったこともないんだから！！」
「だったらこれも社会勉強だと思ってやってみろ！」
「どんな社会勉強よっ！」
「か、介護だと思えばできるだろ！あとはっ、か、看護師になったつもりで触ってみるとか…！」
「ええーーー！！
理屈はわかるけどっ、私介護関係にも看護関係にも進むつもりないもんーーー！」
「つべこべ言ってないでさっさと済ませてシャワー浴びて着替えろ！！」
「ねーーっ！お願いだからあなたやってくれない？！」
どうしても先へ進む勇気のない私のなけなしの一言に、イケメンの言葉が一瞬止まった。
次の瞬間
「はああああああああああっ？！」
盛大な声が漏れた。
「何を馬鹿なことを言ってんですか！！
なんで、お、俺がヒョンのナニを握ってトイレさせなきゃならないんだ！！
大体、これからヒョンの身体で生きてくんならトイレももちろん、色々と触らなきゃ生活できないんだぞ？！
覚悟を決めて自分で握れ！！」
…に、握れ……って………。
「ううーーーーー………確かにそうかもしれないけどぉ……」
花も恥じらう女子高生で、
色っぽい話の一つもなかった私にとって
いきなりナニを握るというのはものすごくハードルが高いんですけどもーーー！！
心の中で大泣きしつつ
確かにこの身体で生きて行くためには仕方ないことで……。
きっとこの人には
好きな人とか恋人とかいるに違いない。
私は見たこともない恋人さんに心の中で謝って
せめて…と思い、直視しないままなんとか握り、
用を済ませた。
♬
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、戻れて良かった(*^^*) あ、別に誰かと入れ替わってた訳ではないですもんね？？ (2017年5月1日 7時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - コッソリ…のこさん…ただいまです(￣∇￣*)ゞ (2017年4月26日 20時) (レス) id: 1ea0ac89b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かよさん» かよさん、あちこちでチラチラネタバレになってて申し訳ないです^_^; ここまでにも結構波風はあるんですけどね。とりあえずはこんな状況です！もう少ししたらヌナも出てきますよ〜！また、ちょっとややこしいお名前設定をお願いします！m(_ _)m (2017年4月26日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - ゆうのさん、わー、あのヌナと辻さんですか？？なんだか素敵過ぎる二人の関係築いてるんですね。本編は、いつどうやって最愛の人になるのか、こちらも楽しみにしてます♪ (2017年4月26日 20時) (レス) id: c6ab30b119 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - …コッソリ…かえるさん、お帰りなさいm(_ _)m (2017年4月26日 18時) (レス) id: 9c0a90af40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年3月16日 12時
