目覚めた場所は ページ1
♬
目覚めたら
知らない天井が目に入った。
(……なんだ？これ…)
訝しげに眼球だけを動かして周りを確かめる。
シンプルなモノトーンのコーディネートの部屋で
壁紙とかカーテンとか、壁に掛けてある絵とか、なんだかものすごくオシャレな感じがする。
そしてやっぱり思う。
(…私の部屋じゃ…ない…)
テイスト的には完全に男の部屋だ。
「えっ？！男の部屋っ？！」
自分の思考に驚くあまり声が出て、その声にも驚いた時、いきなりドアが開いてやたらでかい男が転がり込んできた。
「えっ？！」
「くぉらぁーーーー！ヒョン！！いっつまで寝てる気ですかっ！！いくら仕事が午後からとは言え、寝すぎですよーーっ！」
「ええっ？！」
転がり込んできた男はそう言って私に掛かっていた布団を一気に剥いだ。
「きゃあーーー！何すんのよ！！」
あまりの所業に身体を丸めて、思いっきり声が出た。
けどやっぱりその声に目が丸くなる。
「きゃ、きゃああ？？？？
なに気持ち悪いこと言ってるんですかっ！鳥肌立っちゃったじゃないですか！
しかもその乙女ポーズやめてください！気色悪い！」
まるで変態を見たような怪訝な表情でそういう大男。
(うわっ！かなりのイケメン！)
(はっ、いけないいけない！イケメンだからってなんでも許されるわけじゃないじゃん！！)
イケメンのイケメンぶりに負けじと、胸元を押さえてベッドに座り直し、
「あ、あなたこそずいぶん失礼じゃないですか？！女性の寝ている部屋にいきなり入ってきたり、布団をはがしたり！！」
イケメンの眼力に負けそうになりながらもなんとか応戦した。
すると、そのイケメンは大きな目を更に大きくして驚愕の表情で私を見る。
(…落っこちそうなくらい大きな目だなぁ…)
そんな事を呑気に思っていた私は、彼のこの表情の失礼さに気づかずにいた。
イケメンは目を見開いたまま恐る恐る…というように片手を伸ばして私の額に手を置く。
「な、なにすんのよ！」
思わずその手を払い、後ずさった。
イケメンの接近にちょっとドキドキしてしまう自分が悔しいっ！！
♬
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 346人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、戻れて良かった(*^^*) あ、別に誰かと入れ替わってた訳ではないですもんね？？ (2017年5月1日 7時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - コッソリ…のこさん…ただいまです(￣∇￣*)ゞ (2017年4月26日 20時) (レス) id: 1ea0ac89b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かよさん» かよさん、あちこちでチラチラネタバレになってて申し訳ないです^_^; ここまでにも結構波風はあるんですけどね。とりあえずはこんな状況です！もう少ししたらヌナも出てきますよ〜！また、ちょっとややこしいお名前設定をお願いします！m(_ _)m (2017年4月26日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - ゆうのさん、わー、あのヌナと辻さんですか？？なんだか素敵過ぎる二人の関係築いてるんですね。本編は、いつどうやって最愛の人になるのか、こちらも楽しみにしてます♪ (2017年4月26日 20時) (レス) id: c6ab30b119 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - …コッソリ…かえるさん、お帰りなさいm(_ _)m (2017年4月26日 18時) (レス) id: 9c0a90af40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年3月16日 12時
