成長のために ページ1
次の日、私は退院した。
今は、マネさんと一緒に事務所にいる
ﾏﾈ｢A、本当にいいんだな？｣
マネさんが心配そうに言う。
｢はい。決めたんです。｣
そう、決めたの
これは逃げなんかじゃない。
ﾏﾈ｢そうか…頑張れよ。
何かあったら何時でも電話してこい。
何もなくても電話してこい…｣
｢ありがとうございます。
2倍も3倍も成長して帰ってきます。｣
私がそう言うと
マネさんは私の頭をクシャクシャにしながら
ﾏﾈ｢あぁ、待ってるから。早く帰ってこいよ…｣と
少しだけ、寂しそうだった。
｢失礼します｣
社長室に入ると
IS｢久しぶりだなA。｣
優しく笑う代表。
｢ご迷惑をお掛けして、申し訳ありませんでした。｣
私は深く頭を下げる。
IS｢頭をあげなさい。
君は何も悪いことはしていないじゃないか。
こちらこそ、気づいてあげれなかった。
本当にすまない。｣
｢いえ、私が誰にも言わなかったから…｣
IS｢これからは、誰にでもいい相談するんだぞ？
気なんて使うな、家族なんだから。｣
家族なんだから…
家族か…
｢はい。気をつけます。｣
しばらくの沈黙をやぶったのは代表だった。
IS｢拓哉くんから話は聞いてる。
A、いってこい。｣
代表は深く頷きながら言った
｢ありがとうございます。
頑張ります。別人になって帰ってきます。｣
私は、変われる。
誰にも文句言われないAになって帰ってくる。
そして、笑顔でスタートするんだ。
代表の部屋を出て
荷物を取りに宿舎に戻ろうと練習室の前を通ると
聞き覚えのある歌…
そっと練習室を除くとEXOの皆さんが
新曲の振り付け練習をしていた。
｢あっ………。｣
3ヶ月ぶりにあった皆さんは
髪型やスタイルが変わっていて
｢なんだか、すごく遠い人みたい…｣
ちょっと寂しくなった。
ううん、嘘。
すごく寂しかった…
本当はずっと皆さんに会いたかった。
でも、私を受け入れられない皆さんだから
言葉に出来なかったんだ
｢何だか、私の片想いみたい…｣
だから、頑張らなきゃいけない。
初めてだった。
踊るのが楽しいと感じたのは
飛んでるみたいに体か動いたのは
｢だから、きっと大丈夫だよね。｣
練習室を離れるときそっと言った
｢待っていてください。｣
そして、私はゆっくり歩き出した。
前だけを向いて…
新しいものを手にする為には
何かを置いていかなきゃいけない。
荷物が多過ぎたら
進むことが苦痛になるから。
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RUA(プロフ) - riganさん» ありがとうございます!読み直してくれてるなんて…ありがたいです。コメントもらう度に頑張れます！頑張って更新します！よろしくお願いします！ (2016年4月3日 10時) (
レス) id: 90453e77b7 (このIDを非表示/違反報告)
rigan(プロフ) - このお話が、更新される度に最初から読み直してます。読まなくても話の内容が分かるくらい読んだのに毎回、泣いてしまいます。本当にこのお話大好きです。無理せず頑張ってください。 (2016年4月3日 6時) (レス) id: d68da592b7 (このIDを非表示/違反報告)
RUA(プロフ) - ヨリさん» 更新遅くなりすみません(｡> <｡)そう言っていただけると俄然やる気が出ます！これからもよろしくお願いします(^ω^) (2016年3月25日 1時) (レス) id: 90453e77b7 (このIDを非表示/違反報告)
ヨリ(プロフ) - 更新楽しみに待っておりました！素敵なお話ありがとうございます。 (2016年3月25日 0時) (レス) id: f32530d388 (このIDを非表示/違反報告)
RUA(プロフ) - 花さん» 花さんコメントありがとうございます！同じ気持ちの人が以外に多くて嬉しく思います(´ω`)そして、やっぱりコメントいただくと嬉しいものですね(笑)これからも更新頑張ります！よろしくお願いします＜（＿ ＿）＞ (2016年2月29日 11時) (レス) id: 90453e77b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUA | 作成日時：2014年8月27日 0時
