タクシー (you) ページ43
パーティーが終わり腕を組んだままホテルを出た
タクシーに乗り込む瞬間それが解かれ行き場を失った私の左手…
よく分からない感情に支配され『ジチョル…ごめん…』そう心が呟いた
チャミ「また雨が降ってきましたね…」
車窓に目をやると雨粒で濡れていた
チャミ「雨の夜なのに嬉しそうですね？」
「え？」
チャミ「何だか嬉しそうな顔だから…」
どうしてだろう？
夜の雨を愛しいとさえ感じている
「そんな事ありません…」
チャミ「そうですか？」
彼はふっと笑った
タクシーが私の家に到着した時…
門の横で傘も差さずに佇む人影が目に入った
チャミ「ジチョル先輩…？」
彼のその声に胸がトクンと跳ねた
チャミ「早く行ってあげてください」
「え…？」
チャミ「あのまま放っておいたら風邪ひきます
早く行ってあげてください！」
どうして…？
チャ「え…
泣いてるんですか…？」
彼のその言葉で頬を伝う熱が涙なのだと気付いた
私は彼に何を期待していたのだろう…？
きっと私は彼に『行くな』と言って止めてほしかったんだ…
チャ「今でも好きなんですね…」
違う…
だけど否定する気力はなかった
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PocWc(プロフ) - 続きが読みたいです。よかったらパスワード教えて頂きたいです。 (2020年11月8日 6時) (
レス) id: fbbdc33e52 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうyuu(プロフ) - とても面白いのでもしよかったらパスワード教えて頂きたいです。 (2020年11月6日 10時) (レス) id: 461a5b29c2 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ(プロフ) - はじめまして、ソル さんの小説読ませて頂いております。惹き付けられる内容ばかりです。PW がかかったのもあったりしていたりで、どんなストーリーなのか気になってます。PW 教えて頂けないでしょうか？ (2019年1月25日 9時) (レス) id: 2936c5abc4 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ちぃちき様 メッセージで送らせていただきました (2017年4月18日 13時) (レス) id: b59e643ffe (このIDを非表示/違反報告)
ちぃちき(プロフ) - もし宜しければPW教えてください。 (2017年4月18日 10時) (レス) id: 1f5a56c643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作者ホームページ：https://twitter.com/chamiyukki0218
作成日時：2017年4月15日 3時
