- Love Time 01 -

普段通り？ ページ27

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はな「A？」




A「…はい？」




はな「手が止まってるけど？」




そう言われて私はハッと我に返る

新作のパンのポップ作りを頼まれて

ペンを握ったはいいけれど

下書きのまま進んでいないポップ




はな「どうした？」




A「あ、いえ…ごめんなさい；」




頭を掻きながら

私は作業を進める

あの日のミョンスの事を思い出して

私はボーッとしていた




ー MS「自分に自信持っていいと思う」




そう言われたのが

あまりにも衝撃的だったし

あんな近距離で人と向き合って

発作すら出ずにモヤモヤした感じだけが残り

何だかとてもスッキリしない気分…




A「は、はなさん…？」




はな「ん？」




A「わ、私…どこか変ですか？」




はな「え？なんでwwいきなりどうしたのww」




はなさんは私の質問に

ちょっとだけ笑いながら

何だか嬉しそうに私を見て来た




A「いえ…何もないなら…いいんです；」




はな「…」




A「変な事言ってごめんなさい…；」




はな「彼に何か言われたの？」




A「…ッ！！」




はなさんの一言で

持っていたペンを落とし

かなり動揺をする私

そんな私を見てはなさんは

少しだけ意地悪な顔をしたように見えた




はな「はは〜ん…あの日か…」




A「いや！ち、違います！！」




全力で否定しても

はなさんは何だか疑っているようで

私の目をジッと見て来た




はな「Aは、いつも通りにしてるつもりだろうけど…ずっと近くでAを見てきた私から言わせれば…今のAは、ちょっと違うかな？」




A「ち、違う…？」




はな「何だか物思いに耽ってる感じ〜」




はなさんの言葉に

普段通りではない自分に

何だか少しだけ恥ずかしくなって

なんでそうなってしまったのか？

なんで恥ずかしいのか？

それが分からなくて混乱した



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