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4:元彼 ページ29

***




渡された名刺を見つめていると

ジェジュンは私の手を取り名刺を掌に押し付けた




JJ「家に着いたら連絡して」



A「え?」



JJ「家まで送れない代わり!!無事に着いたかの確認!!」




それだけ言うとジェジュンは手を振り

途中でタクシーを拾って去って行った

手に残るジェジュンの手の感覚

昔よりも大きくてゴツゴツしてて

大人の手だった…///




家に帰ってシャワーを浴びてソファーに腰を降ろす

タオルで髪の毛を拭きながらジェジュンからもらった名刺を見る




― 家に着いたら連絡して




私は携帯を取り出して

名刺に記載されている番号に電話をかけた




JJ≪はい?≫



A「あ、Aです」



JJ≪あ!着いた?!少し遅いから心配した!!≫



A「ごめん、お風呂入ってた;」



JJ≪Aらしいwwでも無事に着いたなら良かったww≫



A「うん、本当に今日はありがとう」



JJ≪いいえ≫



A「じゃ、おやすみ!!」




そういって電話を切ろうとすると

ジェジュンは≪待って!!≫と電話を切るのを止めた




JJ≪もう少し話してたいんだけど…≫



A「えッ…」




突然の事に少し困惑する私

仮にも許嫁のような女性がいる男性と

こんなにも親しくしてていいのか?

てか私の考え過ぎであって

ジェジュンは左程気にはしていないのか?

色んな憶測が頭を飛び交う




JJ≪A?≫



A「え?あ、うん!!だ、大丈夫!!」



JJ≪そっか…良かったww≫




それから私とジェジュンは長々と会話を楽しんだ

時間が経つのも忘れる位に…




A「あ!!ちょっとジェジュン!!もう1時過ぎてる!!」



JJ≪え?あ、本当だww≫



A「明日も仕事でしょ?私は休みだから平気だけど…」



JJ≪うん、仕事wwでもAと話してるの楽しくて気楽でつい時間忘れちゃったww≫




電話口で≪てへへッ///≫と笑うジェジュンの声が

何だか胸をキュンとさせた

本当に昔からジェジュンは恥ずかしい言葉も

サラッと言えちゃう人でそれは今でも健在な事を知った




JJ≪じゃ…おやすみ≫



A「うん、おやすみ」



JJ≪また電話する≫



A「はいはいww」




まるで付き合いたての恋人のような感じで長電話は終わった

電話が終わると何だかすごい新鮮な気持ちで

胸がスカッとしてその日はいつにも増して良く寝れた




***

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設定タグ:ジェジュン , JYJ , 二次創作   
作品ジャンル:タレント
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作者名:Nono | 作成日時:2016年1月14日 18時

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