4:初恋の相手 ページ24
***
それから私は学校を休む事が多くなった
友人は酷く心配してくれたけど
ジェジュンからのメールはなかった
ちょっとでも心配してくれてないかな?
そんな甘い期待さえしてしまう
一人部屋でボーっとしていると
携帯にメールが届いた
送り主は友人だった
≪さっきジェジュン先輩がうちの教室に来たんだけど!!≫
…え?
A≪何しに来たの?≫
≪わからない!!なんか教室をジロジロ覗いたらすぐにいなくなったよ?≫
もしかして…
懲りずに次の賭け事の相手でも探してるのかな?
私はその後の返事は送らずに
携帯を閉じて目を瞑った
学校行きたくないな…
でもずっと休んでたら単位にも響くし…
親も心配するんだろうし…
そろそろ行かなきゃダメだよな…
憂鬱な時間…
あの日に戻らないかな…なんて夢のような事を思ってみる
気が付けば外は真っ暗で
夕飯を食べてシャワーを浴びて部屋に戻る
明日は…嫌だけど…学校に行くか…
そんな事を思いながら明日の準備をすると
携帯にメールが届いた
私はまた友人だと思い無視をした
しかし今度はメールではなく電話が掛かって来た
A「…なんだよ;」
画面を見て私は息が止まりそうになった
画面に表示されていたのはジェジュンの名前だった
えッ…なんで先輩?
着信はしばらくして切れた
その間に私は送られて来たメールを確認する
JJ≪暇なんだけど≫
ジェジュンからのメール
暇って…意味がわからない…;
だから何なの?
メールを見つめていると
再びジェジュンから電話が掛かって来たので
私は悩んだ結果
電話に出る事を決意した
A「…はい」
JJ≪遅い≫
A「…はい?」
JJ≪今どこ≫
A「それ…先輩に関係あります?」
JJ≪あるから聞いてんだけど≫
すごい機嫌の悪い怒ったような口調に
少し困惑しながらも私は家にいる事を告げた
JJ≪窓開けて≫
A「はい?」
JJ≪いいから窓開けろって≫
強い言い方で催促されたので
私は仕方なく部屋の窓を開けた
JJ≪下見て≫
A「下って…」
言われた通り下を見ると
玄関前に携帯を持った黒いパーカーを着て
携帯を持ったジェジュンがそこにいた
A「えッ…何しt」
JJ≪話がある降りて来い≫
いきなりの登場に動揺が隠し切れない私
だけどジェジュンの言われた通り
私は玄関へと降りた
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作者名:Nono | 作成日時:2016年1月14日 18時