2：初恋の相手 ページ22
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初めて人を好きになって
初めて男性と連絡先を交換して
初めて男性と二人きりで遊びに行った
ジェジュンは私の初めての相手だった
それなのに…
勘違いも疎か…
始まってもいなかった関係に
私はとてつもない悲しみに打ちひしがれていた
「A？食べないの？」
A「え？あ、うん…食欲なくて…」
「体調悪い？次、体育だけど…キツイなら保健室で休んだら？」
A「う、うん…；」
ジェジュンの事を友人に話せなかった
と言うよりは話したくなかった
自分がジェジュンがそんな人だなんて
信じたくなかったのもあるし
そんな事を言ってジェジュンのイメージを壊したくもなかった
お昼ご飯もまともに食べれなくて
私はただ茫然とするしかなかった
今日の朝までは普通にメールのやり取りをしてたのに
もうメールを送っても返事はもとより…
既読すら付かない事が現実を突き付けて来た
ガラッ…
A「すみません…」
「あら？どうしたの？」
A「ちょっと…気分悪くて…少し横になってもいいですか？」
「担任の先生には話してある？」
A「いや…まだ…」
「じゃ、私が伝えとくから横になって？」
A「はい、すみません……；」
そういって先生は教室を後にした
隣のベッドにも誰か寝てるのか？
カーテンがされていた
ベッドに横になりカーテンの隙間から窓を見つめる
空は青々としていて
とても天気が良かったのに…
私の心は厚い雲で覆われたように暗かった
JJ「体調不良とか嘘だろww」
！！！
いきなりジェジュンの声がして
私は慌てて反対側のベッドへと振り返った
するとベッドとベッドの間のカーテンが開けられて
隣のベッドで横になるジェジュンがいた
A「先輩…」
JJ「ショック受けた？」
A「べ、別に…」
私はジェジュンを背にして
布団を口まで手繰り寄せた
後ろで鼻で笑うジェジュンの声が聞こえた
JJ「嘘つけww」
A「賭け事…楽しいですか？」
JJ「え？」
A「いえ…何でもないです」
JJ「楽しいよww」
…聞こえてんじゃん！！
A「そうですか…良かったですね」
あまりジェジュンと話がしたくなくて
私は簡単な返事しかしかなった
嫌いになれれば楽なのに…
酷い事をされても気持ちが変わる事はなかった
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作者名：Nono
| 作成日時：2016年1月14日 18時
