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5:臆病者 ページ15

***




私はその言葉を聞いた瞬間

いても経ってもいられず

勢い良くベッドの下から這い出た




A「ジェジュン!!!」



JJ「えッ!!うわぁ!!」




ベッドに横になっていたジェジュンは

あまりの驚きように上半身を起こして

逃げようとしたので私はジェジュンの腕を掴んで

ベッドに上がるとジェジュンに馬乗りになる形で向き合い座った




JJ「ちょっと待って!!離して!!ごめん!!」




軽くパニックが起きてるジェジュンは

ベッドの上でジタバタとする




A「ちょっと!!落ち着いて!!私の話しを聞け!!」



JJ「い、いつからいたんだよ!?離して!!」




人の話しを聞かずに暴れるジェジュン

埒が開かないと思った私は大きく息を吸って

暴れるジェジュンの胸倉をグッと掴むと

勢いよくジェジュンの口へキスを落とした




JJ「…ッ!!」




ようやく落ち着いたジェジュン

私はゆっくりと顔を離す

ジェジュンは顔下に向けている

私はゆっくりと手を伸ばして前髪に触れる




あッ…抵抗しない…




ゆっくりと前髪を掻き揚げると

顔を真っ赤にさせて目を潤ませるジェジュンの顔が見えた




A「本当はこんな事したくなかったんだけど…ジェジュンが悪いんだからね」



JJ「…そ、そんな事言われても……///」



A「責任取ってよ」



JJ「…え?」




ジェジュンはようやく顔を上げて

私と目を合わせてくれた

切れ長の綺麗な瞳

睫毛は長くて肌はきめ細かい

長年側にいてなんで気が付かなかったんだろう…




A「言って」



JJ「え?」



A「思ってる事言って」



JJ「でもッ」



A「でもじゃない言って」



JJ「…;」



A「じゃないとまたするよ?」



JJ「なんでそんな言い方!!」



A「言って欲しいから」



JJ「…ッ」



A「ジェジュンの口から聞きたい」




顔を真っ赤にさせてジェジュンは俯く

私はジェジュンの手をそっと握った




JJ「俺…Aの事…」



A「うん」



JJ「…す、好き///」



A「私も」




そう返事を返すとジェジュンは

今にも泣きそうな顔をしていた

私は笑って両手でジェジュンの頬を包んだ




A「臆病者!!よく言えましたww」



JJ「い、意地悪…///」




好きだから言える事

好きだから言えない事

どちらも相手を強く思っている証拠に違いはない




***

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設定タグ:ジェジュン , JYJ , 二次創作   
作品ジャンル:タレント
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作者名:Nono | 作成日時:2016年1月14日 18時

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