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ゆっくりと離れて
床にしゃがみ込むと
ジョングク先輩は私の手を握ったまま
そっと目を閉じた
『本当は一緒に寝たいけど我慢する』
「…え？」
『だって今そんな余裕ないでしょ？』
「…っ///」
パッと目を開けると
そんな事を言ってハニカムから
一気に顔が熱くなるのを感じた
『実は…今日、先生から電話あったんだ…』
「…先生？」
『そう、過去に話した人』
「…っ」
そう言われた瞬間に
握られた手に力が込められた
『声を聞いた瞬間にすぐにわかった』
ジョングク先輩は目を閉じて
その時の光景を思い出しているように
ゆっくりと話し始めた
『懐かしい気持ちと哀しい気持ちが同時に襲って来て複雑な気持ちになった』
「…」
『冷静でいたかったのに子供みたいに嫌な言葉しか言えなかった』
「…」
『電話を切ってすぐに涙が出そうになった…それだけ俺にとって辛い過去であり大きな存在だったんだって事を改めて知ったよ』
ジョングク先輩の伝えたい事はわかってるのに
私よりも先生の方が存在が大きい事に
情けなくも嫉妬している自分がいて
本当はこんな話なんて聞きたくないのに
ジョングク先輩が言葉を詰まらせながら
一生懸命に話している姿を見たら
止める事も出来なかった
『寂しくなって不安になって…そんな時にAちゃんの顔が浮かんだ』
「…え、」
『会いたいって…めちゃくちゃ会いたいって思ってたらバス停でAちゃんが声を掛けてくれて…正直あれは驚いた…タイミング良すぎだもん』
ハハッて笑うジョングク先輩
『やっぱりAちゃんは…天使だね？』
「…っ」
ギュッと手を握ると
優しく微笑むジョングク先輩に
胸が熱くなって
私もジョングク先輩の手を握り返した
『不安でいっぱいだったのにAちゃんが現れた瞬間…そんなのすぐに吹っ飛んだよ、めちゃくちゃ安心した…ホッとした』
「だからあの時…」
『そう、安心感から抱き着いた…情けないしビックリさせたとは思うけど…』
家に来たいって言ったのも
それの延長線上だと思ったら
いつも落ち着いてるジョングク先輩が
私にだけ見せた他の人は知らない一面に
嬉しくなってみたり…
やっぱり私って本当に
ジョングク先輩が好きなんだって
改めて実感した
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涼春(プロフ) - 初めて読ませていただきました！物凄く続編はないのかと密かに楽しみにしています笑是非続編を書いていただくと光栄です！楽しみにしています！ (2018年11月19日 19時) (
レス) id: 63667860ae (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ののさん完結お疲れ様でした！ドーム行かれたんですね！わたしは今回お留守番組でした;;ののさんのレポもお聞きしたいなと思ってます^^続編も新作も楽しみに待っております^^ (2018年11月17日 15時) (レス) id: 50778c5643 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさんお疲れ様でした！いきなり終わった感じがしてすごく寂しいです(TT)毎日Nonoさんの妄想を読むのを楽しみにしてました！なので続編や新作ワクワクして待ってますね(^^)続編出たらもっとラブラブなの待ってます(笑)← (2018年11月15日 18時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます！第2章で進展する予定なので乞うご期待！笑 (2018年10月20日 23時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年10月20日 23時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono
| 作成日時：2018年10月18日 14時
