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バス停に向かっていたら
ベンチにびしょ濡れになったまま
俯いてるジョングク 先輩がいた
思わず声を掛けたら
今にも泣きそうな表情を浮かべて
私に抱き付いて来た
一瞬、辺りを見渡してしまったけど
幸い誰もいなかったし
微かにジョングク先輩が震えてるような
そんな気がして離すに離せなかった
「だ、大丈夫…ですか？」
『いきなりごめん…』
少しの間そのままでいたけど
流石に時間が経つと恥ずかしさが込み上げて
思わず声を掛けたらジョングク先輩は
ゆっくりと私から手を離した
私はそっと開けっ放しにしていた
折りたたみ傘を畳みながら
ジョングク先輩の横に腰を下ろした
「何かあったんですか？」
少しだけ顔を覗くように
前屈みになると俯いていたジョングク先輩の
視線がチラッとこちらを向いた
その表情は今まで見たことない位に
哀しそうで私まで胸が痛くなった
『ちょっと…ね、』
言いづらそうなジョングク先輩に
私はこれ以上は突っ込んだらいけない気がして
何も言わずに小さく俯いて見せた
「昨日、ゲームセンター楽しかったです」
『…え？』
「また連れてって下さい」
気分を紛らわせようと
話しをすり替えて見たけど
これ効果あったかな？
『またって…いいの？』
「勿論！！」
『…そっか、ありがとう』
そう言って小さく微笑んだジョングク先輩に
そっと胸を撫で下ろす私
「先輩は笑ってる方が良いです」
『…っ』
「辛い事があっても笑ってるとそんな辛い事さえも馬鹿らしく思えて来ますよ？」
『…』
「悩む事も大事ですけど切り替える事も大事です。…と言っても私も上手く出来ないんですけどね？」
その言葉はまるで自分に
言い聞かせてるようにも聞こえた
『あと…2日だよ』
「はい？」
『俺たちのこの関係もあと少し…』
「…」
ー あと少し
改めてそんな事を言われると
自分達の今の関係には
期限がある事を忘れていた
ずっとこのままだと思ってた
ずっとこのままでいて欲しいとすら思った
数日後にはジョングク先輩に
きちんと答えを伝えなきゃいけない
そう思ったら上手い返しが見つからなかった
「あっという間です、ね…」
唯一出た言葉が
とても他人行儀なモノで
申し訳なさを感じた
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涼春(プロフ) - 初めて読ませていただきました！物凄く続編はないのかと密かに楽しみにしています笑是非続編を書いていただくと光栄です！楽しみにしています！ (2018年11月19日 19時) (
レス) id: 63667860ae (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ののさん完結お疲れ様でした！ドーム行かれたんですね！わたしは今回お留守番組でした;;ののさんのレポもお聞きしたいなと思ってます^^続編も新作も楽しみに待っております^^ (2018年11月17日 15時) (レス) id: 50778c5643 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさんお疲れ様でした！いきなり終わった感じがしてすごく寂しいです(TT)毎日Nonoさんの妄想を読むのを楽しみにしてました！なので続編や新作ワクワクして待ってますね(^^)続編出たらもっとラブラブなの待ってます(笑)← (2018年11月15日 18時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます！第2章で進展する予定なので乞うご期待！笑 (2018年10月20日 23時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年10月20日 23時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono
| 作成日時：2018年10月18日 14時
